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世界の終わり〜大人の恋愛編・完《音》

私の好きなギタリストは
なぜか皆早くに亡くなってしまう

好きなギタリスト不動のNo.1は
アベフトシだ
けれども彼は15年ほど前に
42歳の若さで亡くなっている

カッティングの鬼と言われた
サムライのような佇まいで弾くギター

ラストライブの最後の一曲
世界の終わり
弦が切れてもなお弾き続ける
アベフトシのギターは鬼気迫るものがあった

このミッシェルガンエレファントというバンドはなくなってしまったし、アベフトシも亡くなったけれど。その他メンバーの個々の活動を、私は今でも追っている。(チバ待ってるー!)

さて、私の好きなギタリストが夭折してしまう話に、

「俺、大丈夫かな?」
と心配している、私の大好きなひとは
ギタリスト好きの私も才能を認める
アマチュアバンドのギタリストだ。

この度彼は、私の好きなギタリスト
暫定3位に躍り出た。
それは先ほどのアベフトシを殿堂入りにしたから、ところてん式なんだけど。

でも、それ程この前のライブの彼のギターは
生き生きとしていて、何より楽しそうだった。
ライブを終え、ギターを背負った彼とプラプラ帰りながら。これでいいかーって思った。

私たちの関係性に名前はないままだけど
彼の全てをライブという形で近くで見させていただいている。その度に尊敬する。
趣味の世界とはいえ
彼の才能と努力に惚れ直す

私は丸ごとの彼を
一番近くで褒めて応援して
失敗も悔しさも吐露できる
そんなひとでありたいと思っている。

毒を喰らわば皿まで
毒に塗れる覚悟ができたよ。

ギタリスト好きな人生を送ってきた私にとって
この恋愛はご褒美で、
世界の終わりまで
彼の一番のファンでいることが私の使命だと、
本気で思っている。     完

世界の終わりは そこで待ってると
思い出したよに 君は笑い出す

世界の終わり

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