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赤黄色の金木犀《音》

赤黄色の金木犀の
香りがしてたまらなくなって
何故か無駄に胸が騒いで
しまう帰り道

フジファブリック

この時期のこの香りがしてくると
つい口づさんでしまう歌

フジファブリックの志村くんは
29歳という若さで、クリスマスイブの日に
夭折した

クリスマスから数日後の
出演予定のカウントダウンライブでは
フジファブの名曲
茜色の夕日を
奥田民生くんが
声を詰まらせながら歌った
あの茜色の夕日は
忘れられない

茜色の夕日
赤黄色の金木犀
若者の全て

志村くんの作る歌詞は情景が浮かび
私の心臓の深い深いところが、きゅっとなる
対極に何いってるか全然わからない
ヘンテコな歌も多い
私は志村くんの作る楽曲が好きだけれど
だからといってファンではない

楽曲を手がける天才の志村くんが亡くなり
しかも彼はボーカルだ
このバンドはどうなるのか…
ここでボーカルに名乗りをあげる男が現れた
それはギターの山内くんだった
ギタリスト好きの私も認めるギタリスト

山内くんの当初のボーカルは
やはりボーカリストの歌い方ではなく
また、山内くんの輝くギターの見せ場が少なくなってしまった

何度もいう
私はフジファブのファンではないけれど
私はこの心意気にやられちゃったのだ
ギタリストがボーカルになる
そのストーリーを応援したい!

それからの私は
フジファブリックの活動を折に触れて観てきた
山内くんのボーカルはみるみる成長して
バンドを引っ張るフロントマンになった
ギターを魅せながら歌うことにも
慣れてきたようだし
そしてフジファブの真髄を継承するような
作詞作曲まで手がけるようになった山内くん

私があちこち追い回す、推しバンドは現在4つ(しかも誰も知らないようなバンド)
だけれども
こんな風にバンドの軌跡に心奪われて応援しているバンドもある!時々こんなマニアックなバンドの話も一方的に書いちゃおう♪

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