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隙間産業の女

その昔の昔話。

Kちゃんという男が好きだった。Kちゃんは顔面偏差値が高い男で、顔を見てるだけで良かった。
Kちゃんにはとてもいい女の彼女がいた。私はKちゃんを手に入れよう!と、暫く曖昧なポジションで都合よく一緒にいた。
その後、その彼女は他の男と結婚しちゃうんだけど。その時のKちゃんのしょぼくれようはどうしようもなかった。

Kちゃんは結局。数年後バツイチとなったその彼女と、めでたく結婚した。私はそのパーティにも参加させていただき、今では良きパパとなったKちゃんとは友達だ。相変わらず、顔だけはいい。

Kちゃんがしょぼくれていた頃、私は
CAさんの本命の彼女がいるひとの、これまた彼女さんがロングフライト中の女という、曖昧なポジションに落ち着いていた。(落ち着く?)とても楽しませてもらったから、これも良き思い出。

そう、私は隙間産業専門。
悲しいかな、本命には選ばれないんです。
都合のいい曖昧な関係、本気の恋愛をしないのは昔から。悪い男好きのルーツもこの辺りからなんだよね。それまでは普通の恋愛をしていたはず。

でもね、いいの。
ふたりとも臆面もなく、彼女が凄くいい女であることを公言していた。そういう人が好きなのよ。

これ書いていて思い出したわ。元夫もそうだった。可愛くて美人の元彼女を引き摺っていたから狙い打ちにいった。私の狩猟本能がおかしい。

スゲーいい女に選ばれる男。
スゲーいい女に選ばれる男に選ばれる私。

そこに誇りを?持っていた。

その逆で、
パートナーの文句を言い。貶めて、だからパートナーには辟易してるんだ、という風にスキあらばを狙うおじさんは、ダサっ。て思ってた。

だって、そんなどーしようもない女がいるアンタがそれだけの価値なんでしょうよ!って。
自分で価値下げて吹聴してどうすんのよ。

あれから四半世紀が経ち。
それは確信に変わっている。

メチャクチャ良い女のパートナーがいるひとって、男としての価値が爆上がりするけど、
安い女がいる男なんて好きになる?

安い女は落としやすいだろうけれど、そこを狙ってくる輩も安い男。

だから私は弱みは絶対に見せたくない。
この誇りだけは失わないでいたい

隙間産業でもいい。
安定なんてなくてもいい。
だから
いい男で悪い男が好きなんです!

そしてその誇りとプライドのせいで
ご覧のとおりの今を生きてます♪

(書いていること大概おかしいです)

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