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最高のセフレ

彼は、 最高のセフレ。
セフレ界隈の中でも最高のセフレだ。

このパートナーとは
関係に名前をつけない
交際するなど約束はしない
という、契約しない契約。

出会った時から、お互い再婚するつもりも交際するつもりもなく、飲み友達からはじまった。
関係が深くなり、

「いつになったら彼女にしてくれるの?」
と、私から催促したことはあるのだけれど、
彼氏にし損なったままなのだ。

いつしかもう、そんなことを聞くこともやめてしまった。例えば、他にも女がいるの?などと質問して、本当のことなど言うはずない。そんな質問自体が愚問。

だから、私は彼に聞きたいことはたくさんあるけれど、そういう類の事は聞いたことはない。私が目の前で見て感じている事が全てで、
私が見る事ができない側面は無いものだと思っているから。

「だから青い花ちゃんは居心地が良い。だけどだから、青い花ちゃんは都合の良い女にされやすいんだ」

と、彼に言われた。お前が言うなよって話なんだけど。

セックスするだけの人ではない。
遊びや趣味を一緒に楽しめる
美味しいお酒を飲み
相談もできる人
とても大切にしてもらっている。

彼のことは人間として尊敬している。
男としても素敵だなと思っているし、
感謝もしている。
だから、
切って捨てる理由が見つからない。
故にこの関係を続けている。

この関係は何も始まっていないから終わる事がないけれど、何も始まっていないから、
終わることがないままなくなるんじゃないかと、安心する事がない。

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