taz8 / 田附克巳

使いやすさについて徹底的に研究し、どうすれば使いやすくなるかを日々考えています。 Ka…

taz8 / 田附克巳

使いやすさについて徹底的に研究し、どうすれば使いやすくなるかを日々考えています。 KatsumiTAZUKE/田附克巳 東京都八王子市

マガジン

  • Culture Centered Design

    街で見かける使いやすいもの使いにくいものを○×で評価しています。

  • 美術館/博物館/文学館

    主に美術展や博物館などへの訪問記をまとめています。

  • ヒマスタインタビュー annex

    映像配信クリエイターの川井拓也さんが、ノウハウの限りを尽くして作り上げたスタジオから発信する神田に関わる人々へのインタビュー番組です。

最近の記事

インボイス対応領収書が出ることを強調 → ◯

ごく普通の駐車場でしたが、大きく「インボイス対応の領収書でます」と表示したのぼりを立てていました。 会社で経理の担当者から「領収書はインボイス対応のTから始まる登録番号がないと経費として処理できません」と厳しく言われている人も多いと思います。 インボイス対応領収書がインセンティブになるのは妙な気もします。しかし未対応の領収書しか出ないところもあるので、このような点が売りになるのだなと感心しました。

    • 自治体のITシステム共通化の兆し → ◯

      政府が全国約1800の地方自治体が使うITシステムを共通化する方針を固めたとのニュースを見かけました。 おそらくごく一部のシステムからスタートすることになるのでしょう。しかしながら、このような発想が生まれ、実現に向かって動き出すことは明るいニュースだと考えます。

      • 大きく表示 → ◯

        食品スーパーでの冷凍食品売り場の温度表示です。上記写真では左側に小さく緑色の液晶でショーケース内の温度を表示しているのですが、あくまで従業員の温度チェック用であり、顧客がそこを見ることは滅多にありません。 お客様に見てもらうつもりであれば、あえて巨大で目立つスタイルにする必要があります。あるのかないのかわからないほど小さいものは、伝える手段としては残念ながら価値がありません。 蛇足ですがシャッターのタイミングで20℃に見えますが、-20℃がショーケース内の温度です。機会が

        • 誰が見てもわかる説明 → ◯

          郊外の一戸建て住宅の工事中の様子です。「ガス管引込位置」と表記されています。公道の地下に埋設されている本管からこの位置にガス管が引き込まれていることを示しています。 従来だとこのような情報は、工事関係者や職人さんだけがわかる符丁のような用語や記号だったのが、最近では素人が見ても何であるかある程度わかる説明が記載されるようになりました。 いたずらされる危険性はありますが、正確な情報があれば無闇に穴を掘ったり根が大きく広がる植物を植えることも防げます。素直な情報開示に向かう方

        インボイス対応領収書が出ることを強調 → ◯

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        記事

          洗剤量を測るキャップ目盛りの表示 → ×

          家庭用の洗濯機はどこのメーカーでも大体似たような水量の分類(多い・中くらい・少ない・ごく少量など)設定があり、それに応じた洗剤を入れることが求められます。 上記例の場合、洗濯ものの量、多いが48L、中くらいが37L、少ないが27L、ごく少量が16Lとなっています。洗剤でこの水量に対応する洗剤を測るのが、意外に面倒です。目分量で入れるので、多すぎるか少なすぎることが多く、ぴったり計量できたためしがありません。 一番良いのは洗濯機の大きさごとに、メーカーを問わず水量の分類が一

          洗剤量を測るキャップ目盛りの表示 → ×

          個数でなくグラム数で表示 → ◯

          みんな大好きブルボンのチョコブラウニーですが、内容量に114gとありました。パッケージ外袋に詰める際に、機械でこのグラム数を自動的に入れているのでしょう。 数を数えて詰めているわけではないので、何個入っているかは特定できないのです。ほとんどの場合8個入りだが、ごく稀に7個だったり9個だったりすることがあると言っている訳です。 ある意味、価格据え置きでだんだん大きさが小さくなって、内容量が減ってしまうよりも良心的ではないかと感じました。

          個数でなくグラム数で表示 → ◯

          取り出し口の透明ビニール → ×

          「FSCは持続可能な開発目標(SDGs)の目標達成に寄与します」などと謳って、ロゴを掲載するケースをよく見かけるようになりました。それ自体は世界全体の流れでもあり一般的な動きだと思います。 しかしそれより前に、ティッシュ取り出し口のビニール(透明フィルム)をやめるのが先ではないかと感じました。取り出しやすさとコストの両立を図るために、現在の方法より優れたものが見つかっていないのかもしれません。スーパーやドラッグストアで安価に売られているのはビニール(透明フィルム)取り出し口

          取り出し口の透明ビニール → ×

          選択できないなら効果的ではない → ×

          最近のニュース番組では、上記のようなレイアウトを頻繁に見かけます。記事やトピックの見出しをリストにして、現在流している動画の見出しがハイライト(上記例だと黄色)されるスタイルです。 もしリストの見出しがボタンになっていて、自由に押すことで選んだ任意の記事の動画を観ることができるのなら、とても良い方式だと思いますが、順番に上から流れるだけなら、効果的なレイアウトではないと感じました。 当たり前の話ですが、テレビ放送は基本的に時間軸によってプログラム内容が固定されていて、あら

          選択できないなら効果的ではない → ×

          無糖かどうかわかりにくい → ×

          みんな大好きヨーグルトですが、パッケージで気になっている点があります。自分は無糖のものを買いますが、無糖か加糖かの区別がつきにくいことです。 スーパーの値札は商品名の後に「砂糖不使用」と表記していて、商品パッケージでの無糖か加糖かの区別がつきにくいことを補っています。 低カロリーよりも、砂糖が入っているかどうかのほうが、目立つかたちで強調して欲しいと思います。

          無糖かどうかわかりにくい → ×

          花と新緑の季節 → ◯

          4月も下旬となり、花と新緑が美しい季節になりました。花はともかく、新しく芽吹く緑の美しさはこの季節ならではで、とても清々しい気分にさせてくれます。 若い頃はまったく興味を示さなかったのですが、ある程度の年齢になると、目が植物に向かうのは不思議なものです。

          花と新緑の季節 → ◯

          荷物状況の表示が自然 → ◯

          宅配便の荷物問い合わせシステムは、機能はほぼ同じに収束しているようですが、荷物の状況(発送済みとか配達完了など)の表示が、会社ごとにさまざまです。 上記はヤマト運輸のものですが、「荷物状況」に表示されている内容が、独自のネーミングではなく、一般市民でもわかるような自然な表現になっていて好感が持てると思いました。

          荷物状況の表示が自然 → ◯

          VARで何をチェックしているか表示 → ◯

          ビデオ・アシスタント・レフェリー(Video Assistant Referee)は、サッカーのみならず様々なスポーツで導入が進められていますが、wikipediaによると、主審が下した判定(もしくは見逃された出来事)を、ビデオ映像と通信用ヘッドセットを用いて確認するサッカーの試合審判員とされています。 上記例では、CHECKING PENALTY と反則があったかどうかを確認していることが表示されています。 該当スポーツに詳しいファンならプレー直後に主審がVARで何をチ

          VARで何をチェックしているか表示 → ◯

          日本製を必要以上に強調する → ×

          食料品が最も顕著ですが、日用品でもパッケージに日本製を強調するケースが増えているようです。 その方が売れるからでしょうが、他にも購買の際に伝えるべき情報があると感じます。

          日本製を必要以上に強調する → ×

          アイコンに頼らず文字で表記する → ◯

          ログインの際のパスワードを表示する/表示しないのトグルスイッチについては、様々な方法があり議論が続いています。よく目にするのは目のアイコン(見える)と目に斜線が入ったアイコン(見えない)で表示と非表示を切り替えるタイプです。 この場合、困るのはアイコンで示された絵柄の状態が、現在の状態を表しているのか、押したらこれから起こる状態を表しているのか、それだけではわからないことです。 上記の方式では切り替えボタンのラベルを「表示」「隠す」と文字で表記しています。これも一つの方法

          アイコンに頼らず文字で表記する → ◯

          迷惑メールの文面がこなれている → ×

          わたしはみずほ銀行に口座を持っていませんし、メールアドレスが明らかに怪しいのでスパムであることを確信しました。しかしこの詐欺メールは受信トレイに入っていました。 以前ならメール本文の文面が誰が読んでもおかしいものが大半でした。最近ではそれらしい内容に仕上げられており、ついうっかりリンクを開いてしまう人がいるかもしれません。 偽装される側の企業も大変だと思います。生成AIをはじめ、さまざまなツールも活用できるので、一見それらしい文章を作成するのが容易になってきました。憂慮す

          迷惑メールの文面がこなれている → ×

          表示の単位がバラバラ → ×

          詰め替え用の洗剤や液体石鹸が増えています。それ自体はエコで良いことですが、購入時に必ず迷うことがあります。 メーカーや製品によって、標準パッケージの◯◯倍と表示してあったり、「大」「特大」などと示してあったりします。販促目的で数量限定で若干の増量をしている場合もあります。 一般的には大容量のほうが安いのですが、特売をしている場合には少量のパッケージを複数買うのがお得の場合もあります。 消費者としては、持ち運びやすくかつできるだけ安いものを選びたいのですが、買い物に来るた

          表示の単位がバラバラ → ×