「不健康な生活」も国民の権利です
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらのポストから。
「脂肪・糖分に課税し、その税収を健康的な食品の補助に充て価格を下げる」
このような社会主義思想丸出しの「価格統制」を堂々と主張するポストがTLに流れてきたので、てっきり「しんぶん赤旗」かと思ったことはさておき、以前から指摘し警戒してきた「砂糖税」の刷り込みが少しずつ始まってきたようですね。
もちろん砂糖税なんか問題外です。
以前書いた「砂糖はいかにして悪者になったか」という記事にもあるように、 食品を「良い」か「悪い」かのどちらかに二分化すること自体が無意味であり、またこうした税は社会弱者に負担を与えると共に更に社会の隅っこに追いやり、そのうえでそうなった責任を彼らのせいにし社会を分断していく「暴政」以外の何物でもありません。
何を食べようが「大きなお世話」でしかなく、逆に政府によって何を食べるかすら許可を得ないといけないような社会は個人の自主性を破壊するだけであり、もっと言うならそれによって養われるのは
政府への服従心
のみでしょう。
当たり前すぎて忘れがちですが
「不健康に過ごすこと」も国民の権利です。
これを「愚行権」といいますが、当然ここに政府が口出す権利はありません。
なぜなら政府が課税や規制によって「何を食べるか」という自己決定権にまで介入する行為は、憲法にも書かれている
幸福を追求する権利への侵害
だからです、
この条文を詠めばわかるように、憲法において立法及び国政の上で最大限尊重する様に政府に課せられていることは
「国民の幸福」ではなく「幸福追求に対する国民の権利」
です。
なぜわざわざ「追及する権利」と書かれているかというと、「幸福」を政府が定義し「政府が考える幸福」を国民に強制してはいけないからです。
この国には様々な価値観を持つ1億2000万人の人々が、それぞれの人生を歩んでいます。
そこには当然「1億2000万通りの幸せの定義」があるわけですから、憲法では
政府は各自が求めるそれぞれの幸福を実現できるように邪魔をしてはいけない
とされているのです。
だからこそ「砂糖を控えて健康的な生活を送ることが幸せ」と政府が決め国民生活に介入しては絶対にいけません。
逆に「コーラを飲みジャンクフードをお腹いっぱい食べるのが幸せ」という人がそれを求める権利を尊重しないといけないのです。
「砂糖税」はそれを侵害するものでしかありません。
税を掛ければ人々は課税から逃れようとするため市場が必ず歪みます。
その歪みの裏に政府によって奪われた権利と自由も必ずあります。
そんな「奪われた権利と自由」を「効果」や「改善」と表現する冒頭のポストのような主張は、人権を踏みにじる恥ずかしく軽蔑すべき内容であるとしか言いようがないでしょう。
かつて世界には「奴隷」と呼ばれる人たちがいました。
自分の人生を自分で決められず命令に従って生きる人々のことです。
「自由」とは自分の人生を自分の判断で生きることであり、同時に自分の価値観や判断を他者に強制しないことです。
「あなたの健康のために」と個人の財産を奪ったり、楽しみにしているジュースの価格を統制し買えなくすることは決して「自由」ではありません。
権力を持って他人の人生に強制力を働かせるのは「奴隷」でしかないのです。
砂糖税の論点は「健康」ではありません。
自由か統制か
です。
私は迷わず「自由」を選びます。
皆さんはどちらを選びますか?
ということで、今日はここまで。
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