民主主義で重要なのは「公開性」だ
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日はこちらのポストから。
現在話題になっている日本維新の会の「医療制度の見直し」についてですが、本当に酷いですね。
酷いというのは政策の内容についてではありません。
というか、政策の内容など論じるにも値しません。
なぜなら日本維新の会は有権者に対し
「税負担化については答えるな。スルーしろ、注意を逸らせ」
というあり得ない内容の事を党の大方針としているからです。
中国や北朝鮮を見ればわかるように
独裁の最大の武器はその「秘密主義」にあります。
「知らないもの」に対しては批判も意見も、それどころか考えることすらさせないからです。
だからこそ民主主義の社会では「公開性」を重要視します。
「公開性」があるからこそ「報道の自由」が担保され、それが「知る権利」を保障し、それによって議論が生まれるからです。
少し話は外れますが、日本国憲法において「会議公開の原則」が定められています(憲法57条)
この「会議公開の原則」には「傍聴の自由」や「報道の自由」も含まれるとされ、そして「会議録の公開」も憲法上で明記されています(憲法57条第2項)
「会議公開の原則」は帝国憲法時代も存在していましたが(第48条)、実は「会議録の公開」については当時は明記されていません。
日本国憲法制定時に「議事録の公開」が追加されたのは、より健全な民主主義を重要視したためであり、「記録と公開」は、国民の権利を保障するうえで大切な事であるからこそわざわざ憲法にも書かれているのです。
説明するまでもありませんが、「議事録の公開」は将来どうしてそうなったのかを検証するための「記録」となります。
また「資料」として新たな議論を生む材料にもなります。
そして「公開」によって議論の内容を広く周知することは、有権者への「判断材料の提供」という大きな役割も果たしているのです。
もちろん一政党内の議論には憲法の「会議公開の原則」の効力は及ばないのは百も承知ですが、民主主義社会では重要である「公開性」を軽視する暴挙を黙って見ていられるわけがありません。
「税」という国民の財産権に大きな影響を及ぼす内容に対し
「答えるな。スルーしろ、注意を逸らせ」
という方針を党が掲げていることを黙認することは、自由を手放すことへの加担です。
自らを「自由主義者」と名乗る人達は、特にこの維新の横暴を徹底的に批判すべきでしょう。
そうは思わないというなら金輪際「自民党税制調査会が議事録の無い密室で増税を決めていること」への批判も一切するべきではありません。
ダブスタは恥ずかしいことであると自覚しましょう。
私は「自由主義者」という枠組みには全く興味はありませんが、個人として
日本維新の会に対して最大限の軽蔑と共に厳重な抗議
をします。
毎回記事の冒頭に書くように、私は「全ての増税に反対」です。
なので、税負担に対し「注意を逸らせ」という詐欺まがいな政党の政策を1mmたりとも支持しません。
むしろそれを潰すべく徹底的に批判していきます。
SNSでも定期的に上げてますが、支持するのは特定の政党、政治家ではありません。
誰が言おうが「ダメなものはダメ」でしかないのです。
その原則を忘れ、「誰が言ったか」で恣意的に判断したり、おかしいと思いながらも自分に嘘をつき黙認する行為は、いつか「なにが正しいか」の見分けが付かなくなることでしょう。
意見が違うことは何の問題もありません。
しかし「答えるな」と説明を放棄し、それっぽい言葉で「注意を逸らし」、ミスリードを誘うことで議論を壊すことは、民主主義において最低の行為です。
日本維新の会はポエムを読んでいる暇があったらこの質問に答えるべきです。
それでも「答えるな。スルーしろ、注意を逸らせ」というなら、こんなゴミ以下の政党が一日も早く無くなるよう、情報公開の重要性をこれからも説いていきたいと思います。
ということで、今日の記事はここまで。
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