95.「夢と金/西野亮廣」を読んで、まとめてみた
お金が尽きると夢が終わる・・。
そんな見出しで始まる。
「夢」を追う為、「お金」の話はとても重要であることをまとめてみた。
厳選10個でポイントまとめ
VIP戦略(プレミアムとラグジュアリー)
プレミアム・・競合がいる中での最上位の体験
ラグジュアリー・・競合がない体験
Gucciの服を買うとき、迷わず店に直行する。競合はそこにはいない。
プレミアムの価格はお客さんが決めるが、ラグジュアリーの価格は、作った人間が決める。これがラグジュアリー戦略。これからの戦い方だ。
VIP戦略(機能ではなく、意味を売る)
Gucciの服より、UNIQLOの方が着心地が良いかもしれない。
それは「(着心地という)機能」で勝負しており、値段は想像がつく。
しかし、Gucciの服は「(Gucciという)ブランド」を売り、
そこには「意味」がある。そうすると競合はいない。値段は言い値になる。
ハイスペックとオーバースペック
宿泊する際、@5,000と@10,000円は違いがある。@50,000位までは違いが分かる。でもそれ以上は、正直分からない。
携帯電話は1kgと500gは違いがある。でも500gと400gに違いはあるだろうか。購入の決め手が「重量」であっても、その差は気にならない。
つまりは、オーバースペック状態だ。それは自己満足であり、お客さんの満足度にはカウントされていない。
そこを追求するより、他を追求した方が良いのだ。
顧客のファン化(応援シロの構図)
芸人に例えると、劇場からTVに出るまでは、応援される。この距離が「応援シロ」である。一方でTVに出ると「出演本数」が目標値になる。これは「現状維持」だ。こうなるとお客さんは離れていく。
自分の現在地と目標値を晒すこと。これが大事。世の中「恥ずかしい」「見っとも無い」となるところだが、ここに勝算がある。
確かに頑張ってる姿もゴールまでの距離が見えた方が、応援しがいがある。
不便がもたらす、最高の贈り物
BBQはわざわざ「食材を用意して」「肉を焼いて」「片付けして」と不便だらけだ。ではスタッフが「全部やりますー」となったらどうか?つまらない。そう。それこそ「不便がもたらす、最高の贈り物」である。
不便はコミュニケーションを生む。それこそがコミュニティーとなり、ファンとなる。強い味方だ。不便を解消することが全てではない。戦略的に不便を配置すれば、一流のサービスに繋がる。
コミュニティ作り
モノやサービスが一定水準にある今の時代。安いラーメンよりも高いラーメンが売れるのはなぜか。チェーン店よりスナックの方が潰れないのはなぜか。そこには皆が繋がるコミュニティが存在し、応援する。助け合う。と言った文化、同じ志をもつ人間が集まるグループがある。
だって、多少の金額の違いなら、友人や知人と何かしら関係あるところから購入しますよね。その心理と構造が、今後の重要戦略である。
4原則(貯金・消費・投資・投機)
親世代(昭和30年生まれ)からは貯金しろ、って言われ続けた。
でも今は円の価値が下がり、貯金100万円も、数年後には100万円の価値を失っているかもしれない。そうなると貯金は、自動的にお金を減らしていることになる。だから投資・投機=怪しいと避けるのではなく、選択肢の1つとして知っておくべきだ。子どもには積極的に教えたい項目である。
NFT戦略(NFTとは)
Non-Fungible Token。横文字は止めよ・・分かりにくい。
日本の1万円を、遠い国の民族に持っていっても価値はゼロだ。そこに信用がないから。NFTは物こそないが、そこに信用があるからこそ価値があり、お金として運用ができている。
NFT戦略(NFTは新しい収入源)
NFT×AIアートで画像を売る。NFT×支援証明で価値を生む。
今やクリエイターが描く絵より、AIで素人が描かせた絵の方が、上手に見えたり、かっこよく見えたりする(*することもある)
私みたいな素人購入者では、その差異には気づきにくい。だからこそNFTは武器となり、新しい収入源ツールとなりうる。
番外編:借金は悪くない(お話)
子どものお手伝いの話。親から「皿洗いしたら1回100円あげる」。
一般的には1年(365日)×100円=36,500円だ。ずっと自ら皿を洗う。
次に、途中で食洗器を購入する。食洗器を10,000円とすると、100日×100円=10,000円で購入すると、残り265日(355‐100)は自由になる。より稼ぐことに使う、なんてのはありだよね。
最後に、前借で親から10,000円を借金する。食洗器を購入する。すると365日が自由になる。
いかがでしょうか?子どもに「借金=悪い」ではなく、借金も「悪いと良い」と色々あるよ、・・と教えたいお話です。
我が子にも言おうっと。
色々気づきのある1冊でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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