1.与えられた「プロジェクト課題」を徹底分析せよ!

企業でも地域でもいいのですが、プランをつくる上で絶対に重要なのは「与えられたプロジェクト課題」を徹底的に分析し、チームで理解を揃えることです。

これは仕事でも部活でも同じです。「自分たちのミッションは何か?」を確認せずにスタートすると行くべきゴールからずれてしまいます。

プロジェクト課題とは例えばこんなかんじものですね(立教大学の例)。

・メンバーの誰かがジブンゴトとして捉えているテーマを1つ選んでBEAMSができることを提案せよ
・若者が世界を旅するためにH.I.S.のグローバルリソースを活用した新しいビジネスモデルを提案せよ
・君たちの選んだある日本企業向けに、世界で広く活用され、No.1になれるようなIoTを使ったビジネスプランを提案せよ

プロジェクト課題は「あなたがプランをつくる上での条件」が全て含まれている、超重要な情報です。しかし、意外なことに、この課題を「だいたいしか覚えていない」、「条件を確認せずだいたいでプランをつくっている」というチームが非常に多いです。

これは言ってみれば「どこがゴール地点がわからずに、とりあえずマラソンのスタートをしている」ような状態です。感覚的には、「とりあえず東京から神奈川方面にいけばいいんでしょ」くらいでスタートしていますが、ゴールが「横浜」なのか「箱根」なのか、「横須賀」なのかで、「どのルートを通ればよいのか」、「どんなペースで走ればよいのか」は全然違います。

それにもかかわらず、条件を確認せずにプラン作りをしてしまうために、プラン作りの中盤くらいになって「いや、それってそもそも求められているものと違うんじゃない?」ということになり、努力が無駄になってしまうのです。

自分たちの「目的」はなんなのか?「ゴール」はどこなのか?を意識してプロジェクトに進むことは、全てに共通する重要な点です。

■課題の条件を確認せよ

では具体的にどうすればよいのでしょうか?

ここから先は

1,582字

このマガジンでは「プラン・提案を考える上で絶対に押さえたい10のポイント」をまとめました。高校生・大学生向けにわかりやすく説明することを心…

記事を読んでいただきありがとうございます。サポートしていただけたら飛び上がって喜びます。喜びをモチベーションにnoteを更新し続けていきます。