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岩井俊二監督の「キリエの歌」を見る(ネタバレばかりです)

【1・事前の知識】

・アイナ・ジ・エンドの存在感がすごいらしい。
・岩井俊二の映像美も相変わらずのようだ。
・映画評では賛否がわかれているらしい
・上映時間は3時間あるとのこと

【2・岩井俊二作品の経験値】

・東京少年PV「陽の当たる坂道で」は好きだったな
・日本代表ドキュメント「6月の勝利の歌を忘れない」の編集は凄かった
・「Love Letter」は見た気がする。雪のシーンが美しかった。
・「スワロウテイル」は見たんだっけ? たぶん見てないな。

【3・映画館】

・熊本サクラマチTOHOシネマズ
・1日に1回上映。観客は10人程度

【4・前半の感想】

・あ、広瀬すず出てるんだ。バイプレーヤーの彼女を見るのは楽しみ。
・きっと彼女もそういう役割の方が燃えるんじゃないかな?
・え、高校時代の知り合いなのに再会シーンで主人公は気付かなかったの?
・アイナの歌と存在感は凄いな。かすれた歌い方はCHARAっぽいな。
・「歌う時以外声は出せないけど、小さくなら出せる」設定はムズイ。
・小学生時代の主人公が炊き出しだけで生きていくってのも無理がある。
・広瀬すずの高校時代と今との落差もなかなか。
・本人も落とし込めてないのでは?
・時間軸の移動は、それほど違和感はない。

【5・中盤の感想】

・姉もアイナがやるのか。
・広瀬すずも大変だけど、夏彦の松村北斗も結構難しい役所だな。
・岩井俊二の脚本は「撮りたい映像」のみで積み上げられてるから、その間をどう埋めるのかは役者次第っぽい。
・きっと広瀬すずは岩井俊二を質問攻めにしただろうな。
・でも、会話はかみあわなかったんじゃないかな。
・きっと広瀬すずと黒木華を中心に役者間ミーティングが行われた(妄想)
・震災の描写はどうかな。
・夏彦と早く話したかったはずのに、なぜかお風呂に入る姉。
・風呂上がりの状態で震災が襲うのは、個人的にはかなり違和感。
・そもそも震災そのものを描く必要がどれくらいあったんだろうか。
・海の映像だけで乗り切る方が岩井俊二らしかった気もする。
・逸子が結婚詐欺してて、とばっちりでキリエが襲われる展開も謎。
・逸子(広瀬すず)が詐欺を働く動機も見えず。
・逸子がいなくなった後もキリエが男性宅に世話になってるのも違和感。
・このあたりから「脚本を読んで、広瀬すずはどう思ったんだろう。どう立て直そうとしたんだろう」ばかり考えるようになっていた。

【6・終盤の感想】

・それでも3時間を見たのは、俳優のがんばりと何よりアイナの存在感。
・岩井俊二がリアリティに重きをおいていないのは、それはそれでいい。
・にしても路上フェスを開催して、使用許可が見つからず止めに入る警察を悪く描くのはどうか。
・その騒ぎをキリエの歌でクリアする的な展開は、ちょっとちょっと。
・そして広瀬すずの死亡フラグの立て方が雑。
・それにしても、なぜ武尊。
・一体何だったんだろう。この3時間は。
・最後の衝撃。岩井俊二本人による原作本が出ているらしい!
・色々な意味で読んでみたい。広瀬すずも絶対読んだはず。

【7・結論】

・アイナ・ジ・エンドの歌と存在感に圧倒され、岩井俊二の映像美と謎脚本に幻惑され、広瀬すずらの俳優根性に感服した3時間でした。
・意外と配信になったらもう1回見たいかも笑。

・すべては個人の感想です。読解力が低いから、見落とした部分あるかも
・気を悪くされた方いたらすみません!


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