見出し画像

コンプレックスの塊だった


子供の頃は高身長が嫌

小さい頃が身長が高かった。
オカンが今になって言います。
「あんたは小さいときから背が高くてかわいそうやった」
背が高いけど、運動がそこまでできたわけじゃないし、
そもそも今で言う陽キャでもない僕は、イジられる対象でした。
嫌で嫌で仕方なかったので、猫背になりました。
そんな体が自分自身が嫌ってました。

今度は髪の毛

ところが、高校生頃になるとその嫌だった身長が武器になりました。
ハンドボール部に入った僕は、それなりに活躍できて副キャプテンを務めました。人生で初めて彼女ができました。(その彼女が今の奥さん)
ただ、大学に入った頃から気になるところが出てきました。
「髪の毛」のことです。

自己紹介にも書きましたが、20代の時に「モデルにならないか」と声をかけてもらった時、ちょうどこの頃で、断った理由の一つでもありました。
だって、若禿のモデルって絶対無理 笑。
オヤジが禿げてる、おじいちゃんも禿げてる、ひぃじいちゃんも禿げてる、というハゲ界のサラブレッドですから、いつまでこの髪の毛を維持できるだろうと常に気にしてました。

DNAを恨み、ただただ人目を気にした

小さい頃悩んだ高身長は母親譲り、ハゲは父親譲りなんです。
だから、DNAを恨みました 笑。

気にはしていた髪の毛のこと、他人から指摘を受けたのは、当時通っていたヘアサロンの担当の方から。「和見くん、髪の毛薄くなってきて地肌見えてるわ」って言われました。

そこから他人からの視線がやたらと気になり始めました。
会話をしているときも目線が頭の方に行ってるなぁとか、
すれ違いざまに笑われてるなぁとか。
彼女も自分の彼氏がハゲてるって言われたりするのは嫌でしょうから、僕の髪型のことは常に気にかけてくれるようになりました。

そして自信が持てなくなった

就職をして働きだしてからもそんな状況が続いていく中で、人と会うことが、人前に立つことが辛くなってきました。元々人と話するのは嫌いじゃない、というかどちらかというと好きな方だったんですが、どんどん自分を出すのがしんどくなってきました。控えめに控えめに、小さい頃背が大きいのが嫌で猫背になっていた自分みたいに。

育毛剤や発毛剤にも相当課金したと思います。それでも全く効果が出ない。DNAの呪縛再び。結婚して家計をやりくりしている妻にも申し訳なく思うし、どんどん負のサイクルにハマっていきました。

卑屈でなんかオーラも小さいそんな一人の男が出来上がりました。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?