日本対NZ戦の2連戦をほぼヒュー目線で振り返る


8/3(木),4(金)。FIFAランクでは格上となるニュージーランドとの強化試合2連戦が繰り広げられました。【atオープンハウスアリーナ太田】

宇都宮ブレックス所属の”アイザック・フォトゥ”(#42)選手の出身地であり、代表メンバーとしても名を連ねております('ω')ノ

フォトゥ選手のプレーを拝見したことがある方はイメージが付きやすいかと思いますが、🏀における基礎テクニックとフィジカルの両面がオーストラリア、フランスにも引けを取らない実力を持ちます。

フィジカルゲーム色が濃く出た韓国戦を乗り越えた日本はこの難敵にどう立ち向かったのか、今回もほぼヒュー目線で振り返るとしましょう(笑)



◇試合結果


●G1 日本 79 ー 72 NZ WIN


●G2 日本 75 ー 94 NZ LOOSE


◇GAME1の印象


まぁ正直なところニュージーランドはリーグ戦を終えて約1週間で集められ、そのまま日本に乗り込んできたチーム。
そのためコンディションはまだ上がっていなく、特にインサイドでは強度の高さを余り感じませんでした( 一一)

なのでヒューとしては、インサイドでポジショニングがしやすく、トータルリバウンドは”7本”獲得の好成績を残しました(⌒∇⌒)

DFではNZのPnR時にボールマンにプレッシャーを仕掛ける”ショーDF”をしつつもペイントエリアを即座にカバーする”反応の良さ”を魅せ、韓国戦で感じていた課題に対しての修正をしている印象を受けます。(外へつり出すようOFが仕掛けてきても味方とのコミュニケーションでペイント周りになるたけいるようにしていた)
この修正点については、井上や吉井といった4番プレイヤーと”スイッチ”して中外のプレッシャー強度を落とさないよう連携が取れていたかと思います。(川真田もできてた👍)
NZのドライブに対してしっかりハンズアップでついていけたのは”高評価”に値するのではないでしょうか。

OFではインサイドの強度が高くないこともあり、河村とのPnRでインサイドにダイブし得点を重ねていました。

特にヒューのここがすごい!といった点として
・スクリーン(ピック)の掛け方
・ボールマンとスペースの空き状況をよく見てタイミング良くダイブ(アリウープ)できるセンス

この上記2点がNZ相手に光っていました(^^♪

スクリーンはビタ止めでしっかりDFの進路妨害をし、そのあとインサイドへの合わせもバッチリ決めてくる辺りは、めちゃくちゃ勉強になる( ゚д゚)
その点はNZにも引けを取らないレベルで上手だったと思います😊
(あとはクリエイトした河村様が凄すぎるだけw)

そしてこの日最大のハイライトとなったワンプレーがこれ↓↓↓↓


飛び込んできたヒューもナイスだし、じっくり作り上げて自分にDFを引き寄せた河村様がクリポ過ぎた(´Д⊂ヽ
※クリス・ポール(23ー24シーズンよりGSW所属)

こんなダンクできる日本人は初めて観たぜ(*´ω`*)
また一つ、日本のインサイドの歴史を動かしたな…。


◇G1のその他雑感(雑感想)


〇河村様の帰還が”これほどまでにありがたいこと”なんだと改めて実感

・OF面に注目されがちだけど普通に”DF”がパない。NZのPnRに対して富樫が当たり前のように掛かってイラッとしたけど、1Q後半に出てきてボールマンに前から当たることで、PnRを簡単にさせなかったのは思わず👏が出た。
結局富樫も前から当たり出したしね(^ω^)
富樫にもいい影響与えてるわ。

・基本的に4人の動きを良く見て素早くパスを捌いているから、ボールシェアがスムーズ。富永がプレーしやすそうにしてるのはそ~ゆう~とこ。

・基本クリポ感あるけど心なしかパスを出す瞬間だけ”ナッシュ味”を感じるの私だけ❓あのサラッとオシャレな感じが思い起こさせるんだが。

・ヒューを上手く使ってくれてホンマありがとう(^^)/

〇馬場も河村様とやっぱ相性いいな。トランジションで河村様のスピードについていったのは凄すぎてワロタ。全然タイプ違うけど”ビンス&キッド”みたいなスピードとアスレチック感。

〇須田はやっぱり代表から落としたくないな~。河村様と一緒に出てきてDFの流れを変えたのマジで凄すぎる。PnRに対して前から当たるの当然だし、トムさんのDFをその身で体現している存在。

〇NZのPnRがお手本レベルで上手い😋
川真田にして欲しいスクリーンはあれだ>゜))))彡

〇川真田のハッスルが今回もしっかり発揮できていて良かった👏
がしかし、NZのスピード感についていけてるとは思えないし、ヒューのような合わせプレーをやってきていないことが目立ち始めている。G2はどうなるか。
話変わるけどメディアインタビューの”カワマタイム”いじりが個人的に寒すぎてキモかった。普通に”マイキー”でいいだろ、本人も返しに困ってたやんけ( 一一)



◇GAME2の印象


G2ではNZがついに本領を発揮してきた。
1試合ダメだった後にここまで強度を上げて修正をしてくるのはレベルの違いを画面通しても肌で感じました(;^ω^)

G1以上にペイントアタックを強調し、リング下まで忍び込んでコーナーへキックアウトはお手本の域にあります。

がしかし、そんな中でもヒューはプレーの質に違いはなかった

リバウンドが2本だけだったとはいえ、DFではしっかりヘルプでブロックに飛んだりしてリム周りに少なからず驚異を与えていたと思います。

リバウンド時もしっかり身体を当てて争えていたから、飛び込んできた馬場や井上辺りがリバウンドを掴めていたわけですし(^ω^)

記録として【2得点(FT)/2REB】だったけども、しっかりスクリーンを掛けてスペースを作り、ボールマンのドライブコースを生み出せていました。
必要な仕事はしっかりこなしていたと思います。

まぁこのクラスの相手だと、現状ヒュー単体でペイント周りを守れるハズがないので、ワタナビと鷹大が入った時にブロックで追撃できるプレイヤーであることの証明はできたと感じますね(*^^)v

今んとこインサイドの主役はナビと鷹大ですからね。
そこに誰がヘルプとして合わせるかをまだ見極めてる状況だと思います。



◇G2のその他雑感


〇NZはやっぱ凄かった。ペイントアタックの強調がG1より増していて、スキルとフィジカルの違いを見せつけられた感ある。ペイントにギリギリまで忍び込んでコーナーへキックアウト⇒ウイングにいる選手へパスを捌いてスリー(セカンドアシスト)の流れは美しかった。
ちなみにキングス好きの皆さんにお馴染みの「岸本⇒ウィングにいる牧⇒コーナー待機まちょでフィニッシュ」と同系のセットOF

〇言葉は悪いけど、川真田がここにきてG1で感じてた”ボロ”の部分が顕著に出始めたと思う。

・OFにおいてスクリーンが上手く掛けられてなく、DFを引きはがせていない。

・これまでヒューのようにインサイドダイブから合わせる経験が少ないため、キャッチミスを起こしやすく、痛いTOVが何個かあった。

・韓国戦の記事を書いた時にも言及したリング下で”ワンフェイク”を入れずにシュートし、流れのままに打ってしまってブロックされたのが一つあった。ここがしっかりできないと今後もキツイ

・実のところリバウンド時のポジショニング争いに勝てておらず、もしかしたら通用するのはここまでかもしれない。

〇富永&富樫ユニットはいつまで続けるんだろう…❓

〇4Q入りからフルコートでDF当たり散らかし、最後まで続けたのは鬼畜すぎてワロタ。あの謎外ですら肩から息していたぜ(;´・ω・)
でもあれを”初めから”やらないと勝負にならんのが本戦。

〇謎外HARAはNZ相手でも”全く”当たり負けていなかった。
DFは河村様と二人でボールマンにプレスしTOVを誘発。
OFは力強いドライブと腕をしっかり伸ばしたフィニッシュで2本沈め切った。馬場君あれが正解なのよ。

そして試合後、こんな名言を残す。

【Bリーグの外国籍の方がフィジカル強い🎶】↓↓↓↓



〇NZの天才もヤバいが日本の天才”ヒエジ”も凄かったっしょ❓(・∀・)ニヤニヤ
格上相手でもあの独特なステップが通用しまくっていたのは震えた。
いや下手したら”アメリカ”相手にも単体でペイント侵入できる説あるわ。

〇吉井がハンドリングとポストアップからの1on1で得点をもぎ取る姿は、ヒエジと同じ”エロス”を感じた。君はいずれ欧州辺りに挑戦すべきだ。
あ、あと馬場君に求めたいのこれね(^ω^)

〇河村さん復帰2戦目にして二桁得点は凄すぎっス。クロスオーバーで揺さぶってからのミドルはクリポムーブだった👏

〇西田が3人目PGとして生き残るなら、3Q終わり?辺りで魅せたドライブ⇒ストップからのレイアップや4Qのストップジャンパーを使いこなせたらOK。多分PGの仕事経験したことで周りが見え始めてるのが影響してるかも。いい兆候。

〇もし今後の試合展開によって忖度関係なく馬場を外したらトムさん名采配かもしれん(笑)


◇まとめ


本戦を目指して段階的にランクを上げながら強化試合を行うことで、選手一人一人の耐えられる強度がじっくり伺えるから観ていて面白いんすよね~

最近までは八村が出場できないことを鑑みれば、ヒューと川真田のインサイド2枚残しでバックアップを用意することが安全パイと考えましたが、HARAの耐久性と須田のハードDFを観てるとウィングに厚みを持たせた方が返って強い気もしてきます(笑)
ギリギリまで決めれませんね(;^ω^)

それでもヒューはやっぱり本戦にも必要ですからね【断言】
あの高さと笑顔が日本を救うんです。




-fin-

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