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人体「足の病」人が、生きるうえで大事な足!

#足の病 #足病医 #介護
#人体 #大規模集団研究

足の痛みとは、古くからの付き合いとなる。中学生の頃、両足のカカトが腫れて、靴を履いては外で歩けなくなった。仕方なく布製の靴のカカト部分を切り落とす。これで何とか歩くことができた。高校生になると、今度は腰の痛み。これもたぶん足から来ていると思うが、激痛となり3ヶ月ほど接骨医へ通った。

腰痛については、それ以降は数年で一度痛みがでる。そのたびに何か防ぐものはないかと探し、今ではタンスに6個ほど腰サポーターが入っている始末。つい最近では、なぜか左足の甲部分に激しい痛みがでた。足を床につけないくらい痛い。自転車に乗って、右足だけでペダルをこいで、接骨院に行くと、痛風かもしれないという。近くのかかりつけ医で見てもらったが、原因はわからないようだった。数日で治ったのだが、今にして思えば「偽痛風」だったかもしれない。

*人体にとっての足
動物本来は4足歩行である。それが進化して人は二足歩行になった。4足なら、足への負担は半分となる。しかし2足となったことで、様々な支障を足にもたらすようだ。進化の名残りは「足の指」に見られる。手の指と同じような構造をしているからだ。関節がいくつもあり、モノをつかめるようにもなっている。

足で体全体の体重を支えるわけだから、相当な負荷が加わる。そのため足はアーチ状になり、荷重を分散しているという。昔の日本人は、草履や下駄を履いていたが、明治以降の西洋化で靴となった。この靴が足にだいぶ負担をかけるようだ。狭い空間に閉じ込められたことで、足指が変形。するとかなりの痛みを発症する。

*米国にはいる「足病医」
この足病医という資格が、米国にはある。全米に1万7千人いるという。ただこの資格を取るには、少々大変なようだ。まず医科大で4年まなび、さらに足病学を4年学ばなければいけない。研修の3年を経て、やっと国家資格が取れる。日本の整形外科の教科書、足について書いてあるのは20ページしかない。また足の指についてはたったの1ページである。

日本には、足病医はほとんどいないが、その代わりに接骨院がある。年々増え続けており、2018年のデータによると、開業してる軒数が5万になるという。この人たちが、日本人の足を守ってくれているようではある。ただ、生活習慣病からくる足のトラブルもあり、接骨院ではすべてをカバーはできないというのが問題ともいえるようだ。

*足から、介護へ
人は日常生活を送るうえで、極めて大事な役割を足がしている。体の筋肉のなかで一番大きなものがこの足にあるという。加齢により筋肉が衰えると、歩けなくなり、車椅子生活となってしまう。とたんに、他人の手に支えられなくてはならなくなる。

筋肉を減らさないようにするには、食事でタンパク質を摂ることと、運動。この両輪があって初めて、筋肉を保つことができる。また、歳をとっても、十分な負荷と食事で、若い人以上の筋肉にする事は可能だともいう。50代からでも60代70代からでも遅くは無い。

*足周りの病気
福島にいるオジさんが、膝を痛め手術したという。膝の関節に障害がでて、痛みが消えない。そのため、膝の骨を切り落とし、人工関節を入れたというのだ。日本では毎年9万人の方が、この置換術を行っているという。そのオジさんが言うには、やはり調子は良くないそうだ。

足の指の変形では、外反母趾が有名。靴が足に合ってないために起こる。また、足底筋膜炎になる人も多い。こちらも激しい痛みとなる。最近多いのは、なんといっても痛風。こちらは食事に関係している。気をつければ防ぐことは可能だ。偽通風という病気もある。原因は、ピロリン酸カルシウム。どうして起きるのかはわからないようだ。

*生涯で2億歩あるく
これは、1日8000歩歩いたとして、人生70歳で計算すると、ほぼ2億になるから…。または1日7000歩で80年でも2億歩となる。一つの目安が、1日7000歩以上を歩くということだ。これは日本における大規模研究の結果、健康効果が認められた歩数である。

群馬県中之条町の65歳以上の5000人を対象とした研究。おおよそ1日8000歩あるくと、8割から9割の方の病気が防げるようだ。一番良いのはやはり10,000歩あるくことなのだが…。

まとめ
足から体を衰えるという。という事は、若くいるためには足を鍛えるべきだろう。その鍛えには、食生活も含まれる。タンパク質をよくとることだ。加齢にともない消化吸収も落ちてくるため、若い人以上に、タンパク質は摂った方が良いだろう。

生活習慣病で腎臓悪くすると、このタンパク質摂取も制限されてしまう。日々、生活習慣病と向きあい、改善していくことも大事だ。この辺りを充分に頭に入れ、若いとときからやっていくべきと思うが、いかがだろうか。

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