見出し画像

[体験談]隣家から出火 「もらい火」で、家屋家財の一部が焼損!

#体験談 #火災 #火災保険  
#もらい火 #ライフハック  
人生でもなかなかないと思っていた火災。2022年の冬、あれは朝4時のこと。隣の家から出火、「もらい火」により、自分の家の側面と、そこにあったエアコン室外機3台が被害をうけた。この体験についてお話しする。

まず隣家といっても店舗で、居住ができるようになっているものの、このとき誰もいなかった。店前のシャッター横には、古タイヤが8本ほど野積みされていたようだ。

まず、店の中に火がまわり、焼きつくしたと思われる。その火が、店前のタイヤに移り、燃えひろがった。黒煙をあげ異臭をはなったと思われる。

私とは、別室にいた母がその異臭に気づいた。母のいた部屋はタイヤの置いてあったすぐ横。目覚めるとカーテン越しに、なぜか明るくなっていたと話している。叩き起こされた私は、すぐに外に飛び出し、状況を確認。急ぎ119番をした。

十数分後には、消防車が次々とやってきた。まずは道路を封鎖する。次第に近所の人もやってきて、その数50人から60人位にはなっていたようだ。何人かいた顔なじみの方から、次々声をかけてもらったが、まともに答えることができなかった。

隣家と我家の間は、1メートル位しか離れていない。消防車は、ホースで1時間以上にわたり、その壁面に放水してくれていたと思う。おかげで、当家に燃えうつる事はなかった。しかし壁面は焼かれ、そこに置いてあったエアコンの室外機は無残な姿となっていた。

翌日、朝一番で行ったのが、火災保険会社の代理店への連絡。すると、担当者から損害箇所の修理見積書を作って、送ってくれという。そこで古くからの知り合いの工務店に依頼した。親父の代からの付き合いでもある工務店の社長。話しによると、この火災保険の仕事は最近よく受けていたようだ。

社長はすぐ来てくれて、写真を何枚も撮り、細かなところまでよく見ていってくれたと思う。数日後、見積書ができたというので、もらいに行き、すぐに損保会社代理店に郵送した。

私の勤務先の会社でよくあるのがカンパ。従業員で火災にあって全焼したとき、労働組合の責任者が、いつもカンパを求めてくる。そこで考えた。「あーこれ、もしかしたら保障があるんじゃない!」と。組合に問い合わせると、すぐに動いてくれた。翌日には組合の責任者が調べに来てくれて、写真も撮りつつ、説明も詳しくしてくれた。

嬉しかったのは、すぐ5万円手渡してくれたことだ。その後さらに25万円振りこまれ、総額は30万円となった。ふだん組合費をとられ、これ意味のあるの?との思いもあったが、こういう時のためだったと気づかされた。

さらに5日後、損保会社の鑑定人が家にやってくるという電話が…。当日、30代男性の鑑定人はやってきた。やはり写真を何枚も撮り、細かく見ていってくれたようだ。たぶん1時間以上費やしたと思う。

それから1週間後、鑑定結果が出た。見積もってくれた工務店社長の話では、見積額にたいし、70%から80%が相場だという。下手をすると50%から60%になってしまうこともあるようだ。なんと回答は、100%の満額だった。ポイントは、鑑定人が来たときに、工務店社長に立ち会ってもらったこと。そこで詳しい説明をしたことがイキたようだ。

驚いたのは、この火災から1ヵ月後。職場の上司の家が、我が家と同じ「もらい火」により損害を受けたという話を聞いたこと。実は、この上司とはあまり折り合いが良くなかった。いつも「しかめっ面」で、「あら探し」をするようなタイプ。誰もが嫌っていたようだ。しかし、困っている人を見ると、黙っていられない私の性分。教えて欲しいと言うので、コト細かに説明をした。

この上司、それから1ヵ月ももたずに異動となった。これは後で知ったのだが、私の評価点をこの上司が満点をつけたこと。いつも悪いことをしたと思ったのだろうか。しばらくすると、給料が改定し、今までにない「上がり方」だった。

たまたま起きた火災の「もらい火」。いろいろとあったが、リフォームも終了し、エアコンの調子もよい。ただもう隣家の出火がないことだけは祈っている。

まとめ、
火災保険(住宅総合保険)は、このところ毎年あがり続けている。知人のFPにきくと、近年災害が多いためだという。損保会社は、どこも赤字のようだ。仕方ないという思いもあるが、何とかならないか!という気持もつよい。

一方で、一生に1度あるかないかと思っていた火災。やはり、これは起こりうることだということに間違いは無い。国の制度で、出火元の責任がない以上、自分でしっかり保険に入っておかなければならない。この体験で、この事はよく学べたと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?