見出し画像

新卒採用をやめちゃったら、会社は終わりだと思っているわりと真面目な話

リゾームが新卒採用を始めたのは、2006年頃です。
創業して、5~6年くらいたった頃のこと。 そこから毎年、人数が多くはありませんが、リーマンショックで不況のときも、新卒採用、未経験の採用は変わらず続けています。

「新卒採用をやめちゃったら、会社は終わりだ」
そう思っているくらい、私は新卒採用に強い思いがあります。

今回は、新卒採用への変わらない思いを書き記しておくために、このnoteを書きたいと思います。


新卒採用をはじめたきっかけ

最初から「会社をやるなら新卒採用をやってみたい!」という思いはありました。

でも、新卒採用は何かと負担が大きいのが現実です。
新卒採用をやるには、他の社員のやりたいという気持ちも必要ですし、何より未経験の人を教えることができる人が必要です。

2006年頃。
教育業界から中途で来てくれた社員(今も役員として大活躍しています)が「新卒採用やりましょう!」と、声をあげてくれたのです。さらに、そのときちょうど外注をお願いしていたフリーランスの人たちは、教えるのが得意という人たちでした。

採用をやりたいと言ってくれる人がいて、教えられる人もいる。思いと条件が合致したところから、新卒採用がスタートしました。

新卒採用で社長スイッチが入った

まず、新卒採用でいちばん大きく変わったのは、私の気持ちです。
ここではじめて、社長スイッチが入りました。

というのも、新卒採用をするまでのリゾームは、個人事業主の集まりのような集団です。
全員それぞれ一人前のエンジニアですし、正直いつリゾームがなくなっても、他でいくらでもやっていける優秀な人たちの集まり。
だから、私なんかいなくても大丈夫、いつでも会社やめちゃえばいいや、なんて思っていました。

新卒採用を始めるまでの私は、ただ何となく社長という肩書を持っているだけ。
責任感は持っているつもりでしたが、ほぼないに等しいくらいのものだった気がします。
正直あんまり、記憶にないんですよね。
それくらい、会社を続けるということに興味がなかったのかもしれません。

でも、新卒採用は重みがちがう。
新卒で入ってくれる子たちにとって、会社という箱がどうあるかというのはとても大事です。
社会人最初の1年目は、社会人としての人格形成に大きく影響が出てくると思います。

私自身、今でも新卒一年目で入った1社目の会社って、とても印象に残っています。
今、会社経営をしていても、「そういえばあの会社の制度はこうだったな、、」と、基準になっているのです。

この基準をつくることの責任の重さをすごく感じます。
さらに、新卒で入社してくる子は、「ただなんとなく働き口を探してる」のではなく、「自分が将来こうなりたい」「こんなことができるようになりたい」という希望を、多かれ少なかれ持って入って来てくれるはず。

そんな人たちに、なんとか少しでもいい方向に影響を与えてあげたいというのが私の願いです。

新卒採用を続ける2つの理由

新卒を採用して育てていくのが楽しい、というのがまずひとつめの理由です。
10人しか入らないような小さなオフィスで、日に日に成長していくメンバーを目の当たりにするのが本当に楽しかったのを覚えています。

最初なんて、「パソコンがつかない」くらいのレベルだったのが懐かしいです。
2~3年経つとその子たちにも後輩ができて、教える側になっていく。それも成長です。
新卒は、上のメンバーにもいい影響を与えてくれます。
こんな過程を踏めることが、会社の成長の証に見えていました。

そして、もうひとつの大きな理由は、新卒採用は社会貢献になるからということ。
未経験を採用して育て、一人前のエンジニアを生み出すのは、社会にとって意義のあることだと信じているんです。
そう信じているからこそ、リーマンショックで不況の時も、どんなに会社が苦しい状況でも、毎年1人は採用し続けていました。
新卒採用をやめちゃったら、会社は終わりだ。
そう思っています。

会社をやるなら、社会貢献はしたい。
でも、何かすごいビジネスを生み出して、社会貢献していくイメージはどうしてもできませんでした。
それをする前に、社員一人ひとりが心地よく働ける環境をつくる方を優先させたいという思いの方が強いのです。
だから、社会貢献をするなら、未経験を採用して育てる方を選びたかった。
それが、リゾームらしいと思っています。

今とこれから

新卒採用を始めて15年以上になるので、当初に入社してくれた子たちはもう、40歳近くになり、部長課長クラスです。
22~3歳で、最初はパソコンをつけるのに苦戦していたような子たちが、今は売上利益をめちゃめちゃ上げてくれている。

最近はあまりに当たり前に感じてしまっていましたが、こうして振り返ってみると感慨深い気持ちになります。

会社とともに成長してきてくれて、これからの未来も一緒に見ることができて、、
あの時、新卒採用を始めて本当に良かったと感じています。
だからこれからも、新卒採用をずっと続ける方針は変えたくありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?