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専業主婦

専業主婦になりたいという女性の数が増えるような社会を作ろう。

なぜ子供を作りたくないという女性が多いのか。
子供を産むことで仕事を奪われてしまうという恐怖心を抱いている女性が多い。

また、子育てが大変だという情報が世の中にあふれている。
さらには子育てにはお金がかかるという認識も強く持っているのだろう。

子育ては夫婦でやるものだというのが 今の常識になっているようだが、それは子育てにかかるお金や、自分たちが生活していくお金を夫婦共働きでないと稼げないという社会がそうさせているだけだ。

これまで仕事を通じて数十人、数百人の女性と知り合ってきた。
そして仲良くプライベートでもお付き合いをさせていただいたことがある。

その中で、なぜ働くのか、なぜ子供を産むのか、なぜ子供を産まないのか、専業主婦についてはどう思うのか、など色々な話をしてきた。

その結果、旦那が稼いでこないから働かざるを得ないとか、今やっている仕事が楽しいので辞めたくないとか、自分が母親として子供を育てていく自信がないとか、子育てにお金がかかることが 一番のネックだ、などと色々な意見を聞いてきている。

しかし、少子化を止めるという話の延長上の中で、仮に1000万から1500万円の年収を稼ぐ男と結婚をし、専業主婦になってほしいと言われたらどうだ、という問いをすると、ほとんどの女性が、だったら専業主婦になってもいい と答えている、というのが私の周りの女性たちだ。

社会全体の女性を当てはめるわけにはいかないのかもしれないが、少なくとも旦那の稼ぎがよければ子供を産んでもいい、専業主婦になってもいい、今の仕事を辞めてもいい、と思っている女性が圧倒的に少ないわけではないはずだ。

もちろん年収が高いからと言って物価が高く、税金も高く、実質手元に残るお金が安くなったのでは話にならない。
住みやすい場所を作る、移住することによって生活がしやすくなる、という政策を打つなど、地方都市でも色々な手を打っているが、国策として少子高齢化に歯止めをかけるような策は実質打たれていない。

それはなぜかというと、一定数のフェミニストたちに遠慮をしているというのが本質的な答えになるのだろう。

仕事も、簡単な仕事もあれば難しい仕事もある。
やったこともない仕事に神経をすり減らし、涙を流しながら悔しい思いに耐えることもあるだろう。

生きるって言うのはそういうことだ。 子供を育てるということもそういうことだ。

どうすれば泣き止むのだろう、どうすれば笑ってくれるのだろう、どうすればすくすくと健やかに育ってくれるのだろう。
そういう ミッションを天から与えられ、 それを遂行していくということに 達成感を感じればいい。

仕事に対してやりがいや達成感を求めるのなら、子育てに対しても同じだ。

その労力に対する報酬というのは、旦那が稼いでくるお金で賄えばいい。
旦那が1000万 1500万というサラリーを得てくるために、安心して過ごせる 癒される場所を作るということに努めればいい。
旦那は旦那でそういう環境を作ってくれている女房に感謝をし、労わなければならない。

そして本当の意味で、少子化を止めたいのであれば、夫婦が2人以上の子供を作るしかないわけだ。

3人以上の子供を作った場合の優遇措置や、4人以上子供を作った場合の特別な支援などを考えていけばいい。

思い切ったことをつらつらと書いたが 全く逆でも構わないと思っている。
子供を産むという行為は女性にしかできないわけだから、出産をするということに対しての休暇の取り方や、有給の与え方、産休の与え方ということはしっかりと考えなければいけないが、稼ぐという行為に関しては男だけがする必要はない。

稼ぐ力が女性の方が高いカップルもあるはずだから、女性が稼ぎ、男性が子育てをすればいい。

どちらも両方がやらなければいけないという発想があるから、今のような状態になる。

それぞれがそれぞれの役割を100%しっかりやるんだ、という認識でいればいい。
下手な権利意識に左右をされ、下手な権利意識に遠慮しているのが今の社会で、今起こっている悪い状態を作り出している。

であれば今の悪い状態を脱却するためには今の悪い習慣を断ち切ればいいだけの話だ。

少なくとも私自身はそうして来ているし、私の周囲にはそういう人が多い。


でも、結局のところ、当たり障りのない政策でお茶を濁し、なにも状況は好転しないまま、次世代、次次世代に負債を残していく。


ごめんな。

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