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むうの小説

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むうの小説集です。不定期で更新しています☺︎ 一応連載小説も入れていますが、マガジンも別に作っています。
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記事一覧

【連載小説】素面な人生に終わりを。④

【連載小説】素面な人生に終わりを。④

前回のお話↓

第1話↓

※ルビ(ふりがな)は基本一度しか付けませんので、前回までのものから探してもらうか、コメントください🙇🏻

私に好きな人ができたのだ。

今まではいじめられていたこともあって、橙子以外の人と関わることが少なく、恋愛に興味もなかったのだが、中学に入学して、環境が大きく変わったことで橙子以外のにも友だちができて、今までよりも多くの人と関わることが出来たのだ。

そこで出会

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【連載小説】素面な人生に終わりを。③

【連載小説】素面な人生に終わりを。③

前回のお話は↓

第1話は↓

※ルビ(ふりがな)は基本一度しか付けませんので、前回までのものから探してもらうか、コメントください🙇🏻

次の日から私たちは話さなくなった。

私は橙子以外に友だちがいなかったため1人で過ごしていた。

寂しかったけど、橙子の悪口を言われることがなくなったから、これでよかったんだと言い聞かせる。

橙子と関わらないだけでこんなにも日常はつまらないものになるんだ。

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【連載小説】素面な人生に終わりを。②

【連載小説】素面な人生に終わりを。②

前回のお話(第1話)は↓

※ルビ(ふりがな)は基本一度しか付けませんので、前回までのものから探してもらうか、コメントください🙇🏻

橙子は、私とは正反対の性格をしていて、明るくて、頼り甲斐があって、なにより自分を持っている子だ。

橙子は、いつも多くの友だちに囲まれていて、私はいつも心のどころかで橙子を羨ましいと思っていた。

だけど、それが恨みや嫉妬に変わることはこれまでもこれからもないと

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【連載小説】素面な人生に終わりを。①

【連載小説】素面な人生に終わりを。①

「華子はさ、華子の好きなように生きてみなよ。」

父親のお通夜が終わった後、幼馴染の橙子がそんなことを言った。

私には私の好きなこと、やりたいことなんてわからない。

ずっと父が敷いたレールの上を走ってきただけだから。

父が敷き続けてきたレールがなくなった今開放感と同時に、これからどうしたらいいのか分からない不安にも襲われていた。

私は空っぽだ。

だから、父の言うとおりに、勉強もがんばった

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【掌編小説】あの時のバカだった僕のせいで。

【掌編小説】あの時のバカだった僕のせいで。

可愛いなあ、今日も。

僕は今日も同じクラスのこころちゃんを見ている。

いや、無意識に目で追ってしまっている。

この気持ちは恋だ。そんなことはわかっている。

でも、僕はもう彼女と付き合うことはできないだろう。

なぜなら、半年ほど前彼女に告白されて、振ってしまったからだ。

その時は、なぜか彼女のことを恋愛対象として見れなかった。

だけど、彼女は僕のことが好きだったのだと思うと、少し意識し

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【短編小説】ファム・ファタール

【短編小説】ファム・ファタール

 ファムファタールという言葉を知っているだろうか?ファムファタールとは男を破滅させる魔性の女のことだ。彼女こそファムファタールだと思う。

 僕が彼女と出会ったのは高校1年生の春。校門近く、桜の花びらがひらひらと彼女のまわりを舞っていたのと、彼女の艶やかすぎる綺麗な腰まである黒髪とマッチしていてとても綺麗だった。その視線に気づいたのか振り向いた彼女は顔立ちまで美しかった。小さな卵型の輪郭に大きな目

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