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学位記授与式

3月20日娘が通う大学の学位記授与式が行われました。平たく言えば大学の卒業式です。
娘も無事に卒業することになりましたが、卒業式には出ないと言っておりました。我が子が出ないならば親だけ行っても仕方がないので私も行きませんでしたが、(娘が出席しても私は行かなかったかもしれませんが)娘が大学に入学してからのことを振り返るきっかけとなりました。

思い返せば、4年前はちょうど新型コロナウイルスの流行が始まった頃で、入学式は行われませんでした。授業もリモートで、大学に合格、入学した実感を得られないスタートとなりました。
元々人見知りで、人と関わることが苦手な娘にとって、それは活発に人と関わり活動する人と比べればダメージは少なかったかもしれません。
ですが、その後人々の活動が再開した時にもそのまま、積極的に人と関わることのないまま卒業を迎えることとなってしまいました。
初めから普通にスタートを切ることができていれば、あるいは多少違っていたのかな、と、考えても仕方のないことを考えることもあります。
それでも、4年間しっかり勉強し、研究室では大学でなければできないたくさんの経験を積んだと思います。
就活を通して成長した部分もあったと思います。主体的に行動したり、自らを見つめ直すきっかけにもなったでしょう。
4年前と比べると、精神的にたくましくなったと思います。社会人になる準備は整ったと言えるでしょう。

大学進学を選択した理由は消極的なものでしたが…
お金もたくさんかかりましたが…
今後の人生によっては大学進学を選択したことを後悔することが無いとは言い切れませんが…
それでもやっぱり、成長した姿を見ると、これで良かったと思っています。

今後、私が親としてできることは子どもの幸せを願うことと、自らも幸せでいること、健康で長生きすることぐらいでしょうか。
あれこれ口出しせずに黙って見守ることができるようにならなきゃな、と思っております。そのためにも自分の人生は自分で充実させたい。
子育ては卒業したつもりでおりますが、子離れを決心し、私にとっても節目となった、卒業式の日でした。

2023.4.19 日本国花苑ふるさと創生の森にて撮影

今年この桜が咲く頃は秋田を離れています
親子共に新しい生活が始まります

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