【魔法の言葉】
先日、高齢者世帯のお宅へお邪魔させて頂く機会がありました。
体の不自由な旦那様を奥様が介護されている、老老介護の世帯で、体に自由が効かない苛立ちから、介護する奥様に対して段々強い口調になる。
助けて欲しい事を上手く伝えられず、また奥様も旦那様の言おうしている事が理解できず、口論になる。家族同士の介護だとこうなってしまうんだなと思いながら、その様子を見ていました。
もし自分が旦那様の立場、また奥様の立場になった時、どんな言動や行動を取るのだろう考えていると、ひとつ気づいた事がありました。一時的に口論になり、奥様は口では「私は泣きたいよ」と言いながらも旦那様の介護をされます。
どうしてだろ?
夫婦だから仕方なくなのかな?
旦那様は強い口調になってしまった事に対して、毎回「ごめんなさい」、そして「ありがとう」と言っているのです。
この2つの言葉で口論は一旦終了し、奥様の「はいはい!」のフォイッスルで介護が再開されます。
「ごめんなさい」と「ありがとう」は魔法の言葉です
世界中がこの夫婦のように「ごめんなさい」と「ありがとう」を言う事ができれば、戦争や紛争がなくなるのになと思いながら家路につきました。
外へ出ると月が綺麗に見えました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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