実録 私の可能性〜自分に学ぶ生き方のヒント〜28

🌷前回までのあらすじ🌷

看護師になるも
業務についていくことができず退職。

再就職したが
新たな職場でも行き詰まる日々。

適性がないと考えた私は
転職の糸口を探るために大学編入を目指す。



未来を生きている現在の私が
20年前に書いた願書を読み返す…。



押入れの中にあった願書。


ブログを書くために
久しぶりに取り出してみた。


タイトル欄には
大きめの文字で「出願調書」と印字。


紙はところどころ
色あせているだけでなく、

多数のシワも入りこんでいたせいか、
クタクタになっていた。


けれども、

枠内にはあふれんばかりの文字が
敷き詰められており、

意気込みの強さが伝わってくる。



出願調書に書いたこと、3つ。

①自分に対するダメ出しと
 自己の課題

②家族の立場から考えた
  社会が抱えている課題

③入学後に学びたいこと



その場しのぎで
書いたはずだったのに、

あらためて読み返すと、
私の本質に深く関わる内容でもあった。



20年前の私は
自覚していなかったけれど、

心の何処かで
引っかかっていたのだろうか。



私は
課題に向き合うために、

長い年月をかけて
アクションを起こすことになる…。



さて、
20年前に話を戻す。



無事に書類を提出し終えた私のもとに、
受験票が届いた。



試験日まで残り数ヶ月。



志望校は3つ。



日程順に
1校目は東京医科歯科大学。

2校目は群馬大学。

そして
彼氏の田舎にある国立大学。



20代後半の冬、
運命の分かれ道が私を待っていた。






つづく

写真引用

https://www.town.shodoshima.lg.jp/kanko/iam_s/iam_s_sunset.html

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