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やる気に火をつける「学級経営」~掃除当番編~

こんにちは!長縄430回、漢字50問クラス平均99点以上、学校生活アンケートでの満足度95%以上の学級経営をしているオサリバンです!
このシリーズでは、子どものやる気に火をつける「学級経営」について自身のアイデアやマインドなどについて発信していきます。ぜひアレンジして活用してほしいと思います。よろしくお願いいたします!



基本的なマインド

これはズバリ「決めすぎない」というもの。
子どもたちが決められる「余白」を残した上での、最低限の枠組みを作るのに留めておくことだ。昔からこう言われている。


「ぬか床は、かき混ぜるほどおいしくなる」


これは、クラスというチームでも同じだ。
かき混ぜてかき混ぜて、子どもたちが自然と成長できるようにしかけを作っておく。

ぬか床


掃除当番のシステム

ここでも班単位で活動する。
よくある「掃除ルーレット」を活用する。
ただ、班の担当場所のみを記載しておくのがポイント。


ほうき、ぞうきん、ちりとり、机運びなどなど、何をやるかは教師側で決めておかない。基本的には、「なんでもやる!」が合言葉。その場に応じて、進んで行動することがデフォルトになる。


こうする理由の一つに、「何をやるか決めてしまうと、それしかやらない」ことが往々にしてあるからだ。自分の仕事以外はやらないので、効率も悪いし、状況判断ができない子が育ってしまう可能性がある。

掃除

「メリット」

  • みんなで声をかけ合い、細かいところに気が付くので、掃除が早く且つキレイに終わる。

  • 子どもが臨機応変に行動できるようになる。

  • 早く掃除が終わった後の、空いた時間を有効活用できる。


「掃除時間をすべて使って掃除をするべきだ。」という意見もあると思う。
しかし、この活動が軌道に乗ると、時間いっぱいだらだらと掃除するよりも本当に美しく速く終わる。子どもが生き生きと掃除する姿が見られる。


もちろん、トラブルも発生する。しかし、「トラブル大歓迎」という精神を担任が持っておくことが大切だ。なぜなら、子どもたちが成長するチャンスが到来したことになるからだ。


トラブルが生じたら、班で話し合いをして解決をすることになる。もちろん、担任も状況を把握し、必要があれば関わる。まさに、あえて「ぬか床をかき混ぜる」機会を作っているわけだ。


これも一つの意思決定。給食当番同様、毎日の積み重ねで子どもたちの当事者意識が生まれ、主体性が育っていく。

主体性


担任がすべきことは

  • 趣意説明をしっかりと行う

  • みんなでがんばれば、みんなにメリットがあることを伝える

  • 速さではなく、丁寧さの大切さをしっかり指導する


これで学級経営の柱である、4つの当番活動については終了した。
学級の組織づくりのお役に立てたら、とても嬉しいです。




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