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やる気に火をつける「学級経営」~学級目標編①~

こんにちは!長縄430回、漢字50問クラス平均99点以上、学校生活アンケートでの満足度95%以上の学級経営をしているオサリバンです!
このシリーズでは、子どものやる気に火をつける「学級経営」について自身のアイデアやマインドなどについて発信していきます。ぜひアレンジして活用してほしいと思います。よろしくお願いいたします!



学級目標の必要性

必要ないという方も一定数いるとは思うが、わたしは確実に子どもたちと作るようにしている。「クラスのみんなが立ち返ることができる合言葉」として活用しまくるからだ。指導の軸にもなるので、あるのとないのとでは個人的に雲泥の差がある。


クラスで何か目標に向かうとき。
トラブルが起きた時。
クラスの元気がないとき。
大きな目標を達成したとき。


作るからには、ありとあらゆる場面で軸として活用する。
飾って終わりの学級目標ならば、わたしも必要性を感じないだろう。

学級目標


学級目標をつくるタイミング

まず、4月からいきなり学級目標をつくる担任がたまにいるが、早すぎる。
子どもの実態がまだよくわからない段階で作っても、決めた目標がフィットしない可能性があるからだ。個に応じた指導と同様、クラスに応じた目標にしていく必要があると考える。


たとえば好きな人がいたとして、相手のことがまだよくわからないのに「私たちのゴールはお付き合いすることです」と決めてもきっとうまくいかない。というか、ひかれる可能性すらある。お互いのことを知り、理解を深めていく中で自然と「付き合う」というゴールが見えてくるはずだ。


というわけで、つくるタイミングだが、早すぎても遅すぎてもNGだ。
わたしのいた学校ではすべて「春運動会」だったこともあり、学級目標は5月の中旬に毎年つくっていた。運動会という大きな行事を、学級目標に沿った形で成功させたいとねらいがあるからだ。


5月中旬であれば、担任がどういう人間かはある程度伝わっているし、子どもの実態も同様にわかってきている時期だと思う。秋運動会の学校だったとしても、わたしはこの時期につくるだろう。

運動会


学級目標のつくり方

学活の授業で、クラス会議をしながら決める。この時期だと、まだ話し合い活動が板についてはいないので、担任のファシリテートの比重は大きい。
ポイントはただ一つ。


それは、「振り返りやすい内容にすること」だ。
また、クラスにとって足りない部分を目標にするのではなく、どんなクラスを目指したいかという前向きな内容を目標にしていきたい。


基本的には、子どもがまず紙などに自分の願いを書き、それを全体で共有しながら練り上げていく流れになる。全員がある程度納得できるまで、粘り強く話し合う。なので、1時間で終わらないこともよくある。

そうして決まった目標は、大きく3つのタイプに分かれる。

  • 頭文字パターン

  • モチーフパターン

  • 文章パターン



学級目標のパターン

A:頭文字パターン
これは、子どもが目指したい姿や願いが3、4つにまとまったとき、そのワードの頭文字を並べ替えて合言葉にするというもの。振り返りやすさはかなり高い。合言葉としては、おもしろいしキャッチーだ。

(例)
えがお + だんけつ + まじめに + メリハリ = えだまめ

B:モチーフパターン
これは、ワードがしぼられたあとに、それらを達成している他の何かに例えるというもの。振り返りやすさは、やり方次第。合言葉としてはわかりやすいし、キャッチーだ。

(例)
なかよく + 元気に + 一生懸命 = ひまわり

C:文章パターン
これは、文字通り文章を並べるというもの。振り返りやすさは高いが、合言葉としてはキャッチーさに欠ける。

(例)
前向きに 思いやりをもって 協力しよう


A+Bのように、組み合わせることも可能。担任としては、子どもが決めたことを尊重するのはもちろんだが、振り返りやすさについては子どもと何度も確認していこう。



次は、学級目標の掲示物や活用方法について書く。
こちらがかなり重要になる。

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