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#134 コミュ力が高い人の「相手が快く改善してくれる指摘の仕方」

こんにちは!いつもスキやコメントを頂きありがとうございます。本当に励みになっています。モロッコのマラケシュでまずは最も有名なタジン鍋を食しました!日本人は好きかな~という味でした!


自分は正論を言ってるのに聞いてくれない

さて、今日はコミュニケーションの話で、「相手が快く改善してくれる指摘の仕方」について書いていきます。皆さんの立場は人それぞれ違うと思いますが、普段の生活や仕事の中で指摘をしないといけないシーンというのは色々とあると思います。

例えば、会社員で部下を持っている方や、何かしらのコミュニティに属している方や、専業主婦の方でもお子さんがいらっしゃる方など、相手に対して指摘をしないといけない時が色々とありますよね。

その時に、自分は正論を言っているのに相手が聞き入れてくれなかったり、時には反論されたりするようなことはないでしょうか。そういう時って悩みますよね。今日の話はそういう方にとっては非常に有益な内容になると思います。

私は20代半ばから数百名~最大1,000人ほどの組織をマネジメントしていました。その中で私も全く同じような悩みを抱えていました。「なんで言うこと聞いてくれないんだ!」「なんで反論されないといけないんだ!」「俺は正しいこと言ってるのに!」と感じるようなことがよくありました。


セミナーに参加した際の「あるルール」

そして、この状況を改善するヒントを得たいと思って、あるセミナーの運営にボランティアスタッフとして関わらせて頂いた際に、その問題が完全に解決しました。そのチームでは、相手に対して指摘をする時の「あるルール」がありました。

まず、唐突に「〇〇さんのここがダメ」とか「〇〇さんのここを変えた方が良い」という指摘はしてはいけないという決まりでした。そして、相手に対して指摘をする際は、必ず下記のフレームワークに沿って言うというルールでした。それは・・・

【指摘する際のルール】
「まず、良いところ、出来ているところを伝える→更に良くするには・・・」の順序で行う ※この順序が非常に大事

文字で見てもあまりピンとこないと思うので、実際のやり取りの例を挙げます。例えばあなたが上司で部下に資料作成を頼んでいて、部下が伝えたいイメージと違う資料を持って来たというシーンで比較してみます。


悪い指摘パターンと良い指摘パターンの比較

【悪い指摘パターンA】
部下「依頼されていた資料出来ました。確認お願いします。」
上司「何これ?この前伝えた内容と全然違うよね?この資料全然ダメ!こことここ直してきて!」
部下「はい・・わかりました・・・」

こういうやり取りって意外と会社でよく見かける光景だったりしますよね。上司にこういうコミュニケーションを取られたら、あなたが部下だったらどうでしょうか。

よっぽど信頼関係が出来ていたら別ですが、正直なんかこの上司嫌だな・・・と思いますよね。では、次にご紹介したフレームワークに沿ったパターンを見てみましょう。

【良い指摘パターンB】
部下「依頼されていた資料出来ました。確認お願いします。」
上司「作成ありがとう。全体の構成とか流れとかすごく良く出来ているね!で、更に良くする為に、こことここを直してきてくれる?」
部下「はい!わかりました!(喜んで)」

いかがでしょうか。皆さんならどちらの上司の元で働きたいと思いますか。後者の方が良いと思った方がほとんどではないかと思います。ここで最も重要なことを言います。


AもBも改善するように言ってるのは同じ

それは、パターンAもパターンBも最終的には資料を修正するように言っているので「指摘をして改善するよう言っている」という点においては全く同じということです。

ただ、相手がどう受け取るかが天と地ほど違うということです。パターンAだとおそらく「ダメ出しされた」「頑張って作ったのに」「なんでそんな言い方されないといけないんだ」という感情になるのではないでしょうか。

対してパターンBの場合、そもそも相手は指摘されたと感じるでしょうか。この流れで言われると、不思議と相手は指摘をされているようには感じないどころか「頑張りを認めてくれた!」「良いアドバイスをくれた!」「この上司は良い人だな!」と思うのではないでしょうか。

人によっては「この人は自分の成長を考えて言ってくれている」と感じる人すらいると思います。コミュニケーション上手な人というのは、決して相手を否定するようなことはしません。そして、目的を見失いません。

今回の目的を一つ挙げるとしたら、「部下に気持ちよく資料を修正してもらう」ということだと思います。そういう観点で考えると、パターンAとパターンBではどちらが良いか、答えは明快だと思います。

部下や子供が言う事を聞いてくれないと悩んでいる方は、是非騙されたと思って今日の内容を試してみて下さい。私もこのやり方に変えてから、本当に相手が気持ち良く改善をしてくれるようになり劇的に変わりました。今日の話が少しでもご参考になれば嬉しく思います。それでは今日はこの辺で。


【アクション】

・相手に指摘をする時は「まず、良かったところ、出来ているところを伝える→更に良くするには・・・」の順序で伝えよう

貴重なお時間を使って頂き心より感謝致します。
今日一日が笑顔と感謝で溢れる素晴らしい日となることを願っています。


(自己紹介)


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