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#139 「Why」を「How」に変えることでコミュニケーションは劇的に変わる

こんにちは!いつもスキやコメントを頂きありがとうございます。本当に励みになっています。サハラ砂漠でらくだライドです。鳥取砂丘すら行ったこと無かったので、360度一面の砂漠は本当に圧巻でした~!


多くの人が無意識で「Why」を使っている

さて、今日はコミュニケーションの話で、「Why」と「How」ということについて書いていきます。これだけ聞いてなんのこっちゃ!?と思われた方は、大変参考になると思いますので是非続きをご覧ください。

人とコミュニケーションをしている中で、無意識のうちに「Why」を多用してしまっている人はかなり多いと感じます。以前の私もそういう時期がありました。その時はなんだか上手くいかないな~という感覚を持っていました。

そんな時に、あるコーチングを受けた際にコーチから「Whyを使っているとコミュニケーションが上手くいきませんよ。そうではなくHowでコミュニケーションを取るようにしてみて下さい。全然違った世界になりますよ」と言われました。

結論から言いますと、コミュニケーションの質が劇的に良くなりました。これだけではよくわからないと思うので、よくあるシーンを例に挙げて説明していきます。例えばあなたが上司だとして部下が遅刻をしてきたとします。その際に「Why」と「How」でどんな違いがあるか見てみましょう。


「Why」で聞くと相手からは言い訳が出てくる

「Why」を使ったコミュニケーション
 部下 「すみません、遅刻してしまいました」
 上司 「ふざけるな。なぜ遅刻したんだ?」
 部下 「はい、電車が遅れまして・・・(ということにしておこう…)」

「Why」を使ってコミュニケーションするとどういうことが起きるかというと、基本的には「言い訳」しか出てきません。またひどい時には上記のように嘘をつかれるということも少なくありません。次に、これを「How」に変えるとどうなるか見てみましょう。

「How」を使ったコミュニケーション(否定形で)
 部下 「すみません、遅刻してしまいました」
 上司 「わかった。どうすれば遅刻せずにこれる?」
 部下 「はい、2時間早く寝るようにします」


「How」で聞くと相手からは改善策が出てくる

このように、「How」を使ったコミュニケーションを取ることで、相手からは言い訳ではなく「改善策」が出てくるようになります。目的は叱咤することではなく遅刻を無くすことですので、「How」の方が改善に向かうイメージができるのではないでしょうか。

ただ、これだとまだ△です。質問の中身が否定形(~しない)になっているので、肯定系に変えるとより良い質問になります。否定形がなぜ良くないかについては、過去に「脳は否定形の言葉を理解できない」という記事で書いているのでご覧ください。

「How」を使ったコミュニケーション(肯定系で)
 部下 「すみません、遅刻してしまいました」
 上司 「わかった。どうすれば時間に間に合うように出社できる?」
 部下 「はい、目覚ましを2つに増やします」

否定形を肯定系に変えるとかなり良くなりましたね。これでやっと〇って感じで、もう一段階上のレベルがあります。それは、更に高い基準で質問をすることです。あくまで例え話ですが、イメージだけしてもらえばと思います。

「How」を使ったコミュニケーション(高基準で)
 部下 「すみません、遅刻してしまいました」
 上司 「わかった。どうすれば誰よりも早く一番に出社できるようになる?」
 部下 「はい、2時間早く寝まして、目覚ましを2つに増やして、いつもより2本早い電車に乗るようにします」


「Why」を「How」に変えると世界が変わる

ここまでいくと◎です。こちらの質問を変えることで、相手の反応が大きく変わるというのがわかって頂けたのではないでしょうか。この遅刻の話はあくまでも一例ですので、普段の様々なシーンでWhyをHowに変えることで、改善に向けたとても建設的なやり取りに変わります

コミュニケーションの世界って本当に面白いですよね。こちらの質問を少し変えることで全く違った世界が立ち上がります。大げさでもなく、WhyをHowに変えるだけで世界が変わるんですね。人間の脳は質問をしたら必ず答えを出すので、質問の質が上がれば回答の質も上がるんです。

部下や子供が言い訳ばかりしてくるんです…と悩んでいる方は、もしかしたら原因は相手ではなく、あなたの「Why」から生まれているかもしれません。私もなぜ!?と思うことはありますが、即座に頭の中で「どのようにすれば~」と変換するようにしています。

今日の話が皆さんのコミュニケーションの改善の為に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。それでは今日はこの辺で。


【アクション】

・普段「Why」で質問してしまっていた方は、「How」に変えて質問してみよう(肯定系かつより高い基準になる質問だとなお良し)

貴重なお時間を使って頂き心より感謝致します。
皆様の今日一日が笑顔と感謝で溢れる素晴らしい日となることを願っています。


(自己紹介)


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