マンション購入・住み替え記③~先売りだけど引渡し猶予特約~

前回は未知なる路線沿線に住替えることになった話を書きました。

このはじめての住み替えは、住替え先が新築マンションということもありそちらの営業さんに売却もお願いしました。念のためもう一社査定をお願いしましたが査定価格に差がなかったので(高く査定されれば良いというものではありませんが)、住替え手続きの簡便さを考えて一か所にお願いした方がいいだろう、という判断です。

先売りか、後売りかで言えば、先売りにあたると思います。ただ、引き渡し猶予をつけたので仮住まいは発生しませんでした(当然ながら先売りなので二重ローンも発生しません)。

時系列で書くとこんなかんじです。
3月27日:新築マンションの売買契約締結
9月1日:大宮のマンションの査定
9月7日:販売開始
9月19日:見学開始
同日:2件申込
9月26日:契約
翌年2月27日:買主住宅ローン実行、所有権移転(引き渡し猶予)
同日:売主(私)新築マンションの住宅ローン実行、引渡し(所有権移転)を受ける
3月9日:売主(私)、新築マンションへ引越し、買主への引き渡し完了


ちなみに買主さんは申し込みは2番手でしたが現金一括だったので繰り上がりました。なので売買契約書には住宅ローン特約は削除され、逆に私の責めに帰すべき事情無しに買替契約が解除となった場合には、無利子で手付返還をすれば売買契約を解除できる、という特約がつきました。
また、売買契約とは別に引き渡し猶予の覚書を締結しています。
このときは本当に物事がトントン拍子で進んでいったので大変だった記憶が全くありません。売買契約がスムーズに進んだことで、営業さんからは「(もともと承認を得ている)フラット35ではなく、三菱UFJ銀行の変動にできるよ?当然するよね?」という提案を受けましたが、(今の私では信じられないことに)「結構です」と断ってフラット35で借りてます。なお、最初の時と違い借入金額が1000万程度増えたのでローン期間は35年みっちり組みました(それでも頭金は相変わらずがっつり入れています)。


先売りだけど仮住まいしたくないという場合は、引渡しを先の日付で募集をかけて、かつ引き渡し猶予特約をつけることで回避できると思います。


売却価格については譲渡益が出ました。見学初日に2件申込が入ったので、もしかするともっと高値追求できたかもしれません。ただ、長期化するのは怖いのでいわゆるチャレンジ価格では売り出しをしませんでした。お金より精神的な安定を選ぶのは住宅ローンの組み方からもわかっていただけると思います。
当時は「新築は鍵を開けた瞬間二割下がる」を信じていたので、「いろいろ調べて買ったからこんな値段で売れたんだ」と思ってましたが、実際のところはこの連載の一回目に書いた内見した中古のどこを買っていたとしてもそれなりに譲渡益出ていたと思いますw
まあ、当時良い気分になれたのでしあわせな勘違いだったなあ、と。

とはいえ、短期譲渡だったので税金はがっつり持っていかれました(確か四割)。税金のこと忘れて現金として残しておかなかったので翌年の確定申告はかなりキツかったです。。。(つづく)

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