マガジンのカバー画像

私のジェンダー論

5
ノンバイナリー、フィクトロマンティック、etc。色々なものから自由になりたいよね。きっとどこかにいるであろうお仲間へ。
運営しているクリエイター

記事一覧

スキ、キライ、スキ…

私の根の部分にある、どうしても消せない違和感。納得できないもの。そのうちのひとつに、性別があります。生まれてからずっとこの身体で生きているのに、どうして違和感を感じるのか自分でも分からないけれど。

どんなに頑張ったところで、私は自分が女だと認められない。化粧をしたりヒールを履いたり、女の子らしいものも嫌いじゃないけれど、それを身につけると自動的に私の性別は女性になってしまう。それがどうしても嫌で

もっとみる

恋と、嫉妬と、ないものねだり

誰かを好きになるとき。
その相手の次元など関係なく、ただ惹かれて。
四六時中、その人のことを考えるようになる。
それは、間違いなく幸せなこと。
少なくとも、私にとっては。
…けれど。
心のどこかに、得体の知れない何かがあって、
それが私の心を締め付ける。

好きになるほど、相手のことをよりよく見る。
立ち姿、振り返り方。話し方、言葉遣い、声色。
手入れの行き届いた靴。カッチリしたシルエットのスーツ

もっとみる
憧れの男性像、なりたかった人

憧れの男性像、なりたかった人

今、自分が大切にしている「彼」とほぼ同時期に知った、とある作品のキャラクター。
「彼」とはまた違った意味で、大切な存在となった人。…ここでは「R」と呼ぶことにする。
そんな人について。

「R」との出会いは割と偶然というか。
そこまで期待していた訳ではなかった。
ゲームのストーリーで使わざるを得なかった、というのが正直なところ。
でも、見ているうちに、使ううちに、惹かれていった。
もちろん見た目も

もっとみる
王子様になりたかった私と「彼女」のこと

王子様になりたかった私と「彼女」のこと

友人と話をしていて、思い出してしまった。
いいかげん忘れたいし、無かったことにできるならそうしたいこと。
昇華させたい「彼女」のこと。

…リアルな人間で「好き」と思った人は、
中学時代に一人、高校の間に一人。
そのふたりだけ。
どちらもかわいい子なんだ。
中学の時の子とは連絡先も交換しないまま別れてしまったけれど。

ただ、高校のクラスメイトだった彼女とは、今もまだ「仲良し4人組」としての付き合

もっとみる
「同性だから」の空気

「同性だから」の空気

同性といると気を遣うし、なんとなく違和感を感じることが多い。
恋愛に関することや何かについて話しているわけではないけれど、なんとなく居心地が悪い。

友人は、私を「同性」と扱うし、「同性」としてのリアクションを望む。「同性だから」という空気。
それが違和感なのだと思う。

私は現状、ノンバイナリーを名乗っている。
変わるかもしれないので、「現状」ではあるけれど。
言ってしまえば、男でも女でもない。

もっとみる