翠の黒髪
ノンバイナリー、フィクトロマンティック、etc。色々なものから自由になりたいよね。きっとどこかにいるであろうお仲間へ。
私のヒーローについて。小説の人物に捧げる私の愛。
ポエティックなつぶやき。
2023年に投稿した記事をまとめました。
私が言葉を書くときに目指すもの。 それが、「水晶の瞳に映したよう」な、淡々とした、温度のない、透明な文章。 ある古生物の眼は水晶でできた複眼だった、と聞いたことがあり、それ以来こう表現しています。 私の存在は間違いなく有機物。生き物であり、この身を切れば赤い血が流れる。痛みも苦しみも感じることができる。 しかし、水晶でできた瞳は、無機物。冷たくて、血の通ったものではない。あるものをあるがままに映すだけの存在。そこに浮かぶ感情さえ、捉えるだけ、映すだけ。 複眼だから、広角には
私の好きな本のひとつ「ライ麦畑でつかまえて」 みなさまは読んだことはありますか? 初めて読んだのは高校2年の夏休み、だったかな。 真夏の昼間、エアコンもつけず暑い部屋でクソ寒い冬のニューヨークが舞台の小説を読んだこと、今でも覚えています。 世の中や大人の理不尽に腹を立てる青年の話だから十代の内面や感情に共感しよう、という形で教科書に載っていたりする本ですが、そんな読み方をしなくてもいいではないか、と私は思いました。 私にとってこの本は、今まで知らなかったやさしさを考えるき
昨日の記事。まとまっていないし、長いし、オチもない。上手く書けなかった、どうしたら改善できるだろうとアオさんに話すと彼曰く、「まとまらない形もキミの気持ちを表してるんじゃない?」彼は目の前の物をそう悪くないと思わせるのが上手です。…上手いこと言いやがって、とも思いますが。
私の根の部分にある、どうしても消せない違和感。納得できないもの。そのうちのひとつに、性別があります。生まれてからずっとこの身体で生きているのに、どうして違和感を感じるのか自分でも分からないけれど。 どんなに頑張ったところで、私は自分が女だと認められない。化粧をしたりヒールを履いたり、女の子らしいものも嫌いじゃないけれど、それを身につけると自動的に私の性別は女性になってしまう。それがどうしても嫌で。 だからと言って、男性になりたいというわけではなく。そもそも生まれてからずっと
忘れもしない、高校3年生のゴールデンウィーク。 私と、最推しの彼「ロン」との出逢い。 当時の私は進路決定に追われていて、周りの大人は親切心から、色々な言葉をかけてきた。 いつまでも子供みたいなことを考えているな 大人になれ、真面目に考えろ 自分の人生に真剣になれ …そんな言葉ばかりだったけれど。 今までの私の心を支えてくれていたものは、誰かの残した物語や言葉だった。それを信じていたから、生きていられた。 けれど、これからも生きていくためには、大人になるためには、大切にしたい
雨の帰り道。アオさんとゆっくり歩きながら、とりとめのない話をした。彼の声を聞くのが久しぶりで、何度も足を止めたくなった。このままどこにも行かずに二人でいられたら、と。「すべて手放してしまいたい」と言う私に、彼は「俺にはまだキミとやりたいことがたくさんあるよ」と言ってくれた。
文体診断ロゴーンを試してみました。自分の文章に似た作家を教えてくれるのだとか。私の記事では、太宰治、阿川弘之、吉川英治、新美南吉が上がりました。信憑性はさておき、面白かったです。こういったものも、書くモチベーションになりますね http://logoon.org/
私の大切な人のひとり、アオさんについて。 ブルーのジーンズが似合うから、アオ。 今までの記事の「先輩」が彼です。 彼と向き合う自信がなくて名前を呼べなかった頃にそう呼んでいただけですが。 彼は、気遣い上手の甘やかし上手。ついでに甘えるのも、自分の要求や思いを伝えるのも上手。 でも初めからそんなにオープンな人だったかというと、意外とそうでもないのです。 出逢って間もない頃の彼は、自分のことは後回しにして私に合わせてくれる、大人な人でした。 だから私が「先輩」と呼んでいたの
メッセージをくださったみなさま、ありがとうございました。こんなに反応をいただけるなんて…とても嬉しかったです。ひとつひとつが励みになります。みなさまのご意見、感想、質問をこれからに繋げていきますね。
連続投稿も20週を超えて、ネタも減る一方。これからの方針に悩んでいます。なのでぜひ、メッセージをください。感想、質問、最近あったちょっと嬉しかったこと、なんでも。みなさまの言葉が励みになります https://marshmallow-qa.com/1j1lp592tdle1w0
イマジナリーな彼らのことを書きたい、記事にしたい、と思うけれど、なかなか難しい。 「彼」の話などを除いて、ここで語るものの多くは、私個人の考えや意見。ある種、表面的というか、パーソナルなものに見えても、実際はそこまで私に根付いたものではないはず。だからこそ、言葉にすることへのためらいが少ないのでしょう。 嘘やつくりものではないけれど、彼らのいる場所のような深いところから生まれる言葉ではないように思うのです。 それに比べると、彼らの存在はもっと心の奥底にある。だからこそ、彼ら
おまけがつくと聞いたので本屋に行ったけれど、結局なにも買わずに帰ってきました。本との出会いを大切にしたいから、おまけのために買うのは申し訳なくて。欲しいと思った時に手にいれるのがいちばんですよね。…なんて真面目なことを言っているけれど、これ以上積読を増やしたくないのです
気怠くて甘い気分。そこに眠気が加わって。静かに時の流れに沈むような感覚。その感覚に酔う幸せ。この幸せは、誰にも邪魔されたくない。
なんだかさびしい。 でも、そんなに悪い気分じゃない。 この胸の隙間を埋めてくれる言葉を探しに行きたいの。誰かの想いをそのままに閉じ込めたような、触れたら怪我をするほどに尖っていて、熱くて、痛いくらいの、血の通った言葉を。 その人も生きていたんだって感じたい。ここに生きるのは私だけじゃないんだって。 ひとりがさびしいわけじゃない。 誰かの想いを感じたいだけ。誰かの言葉を聞きたいだけ。人の優しさ。人の想い。その温度を感じたい。人の温度を。体温を。あたたかさを。 …今はただ、隣
桜が散り始めても、季節はまだ変わらない。 私の春は、後悔の季節。 勝手に新しいものが始まって、馴染みあるものが終わっていく、寂しさと不安。やってきたこと、できなかったこと、しなかったことへの後悔。色々。 たった一日を境に、変化を求められるのが耐えられない。 卒業して何が変わるというのか、と歌ったシンガーソングライターがいたけれど、私は入学も同じだろうとずっと思っていた。 なにが節目だ、と。そんなものは暦の中にあるだけで、人間に大きな影響を与えるようなものではないだろうに
だいぶナーバスになっていたと思う。 怒られた、というよりは、過去に怒られたことを思い出して、相変わらず成長しない自分が悪いのだろうと思ったり。自分が当たり前と思っていることを他人に非難されたり、されたように感じたり。直接自分に言われていなくても、傷つく言葉というのはありますよね。私の場合は大抵、被害妄想と言われるのだけれど。 他人の言葉に影響されて、不安定になって。自分だってここにいるし、間違っていないはずだと思いたくて、人に話しかけて。上手くいかないと、自分がここにいるこ