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20代通信制大学生、新卒で障がい者採用を目指すが…

一般枠か障害枠か

わたしは以前の記事にも書いた通り就活中の通信制大学生である。
就活を本格的に始めた一カ月前は、一般枠か障害枠か迷っていて決められていなかったのでどちらも見てみようと思っていたが、今は9割くらいは障害者雇用でいこうかなという気持ちだ。
理由はいろいろあるが、まず障害者雇用のほうが安心して働けそうだと思ったから。一般枠と障害者枠どちらも就活イベントや説明会に参加して、一般だと障害や病気のことなんて話す雰囲気は一切ないし、総合職だと当たり前のように全国転勤があると知った。これだと通院日が平日にかぶっても休みを取りづらそうだし、転居が必要になったら病院を変える可能性もあり負担になるかもしれない。病気のことを隠して無理して働くよりは、知ってもらって合理的配慮が受けられるほうがいいと思った。もちろん企業によってさまざまだから、すごく気にかけてくれることろもあれば、入社前と話が違うというところもあるだろうが。

情弱すぎることに気づく

またこの一カ月にひしひしと感じたのが、自分の置かれた状況がいかに情弱であるかということだ。通信制大学生であり、学生と直に交流する機会が少なく、キャリアサポートもほとんど受けられないうえに新卒障害者雇用を目指すとなれば、マイノリティすぎて当然情報が入ってこず、分からないことだらけだった。病院や障害者の就労支援をしているところなど、5か所以上見学に行ったり相談したりしたが、包括的にワンストップで支援してくれるところはなかなかなく、またあったとしても学生だから利用できない(一般の求職者で障害を持っている人は利用できる)というパターンがあったり、相談員も「新卒の」障がい者採用についてはあまり知識がないということがあったりした。それでも何とかとぎれとぎれ情報を手に入れ、障害学生向けの就活サイトを見つけ出し(こんなのあるってだれも教えてくれなかったが!)、イベントに参加したりエントリーシートを出したりして、ようやくなんとかなってきた。支援機関については、状況や分からないことを一から説明するのに疲れ、そのうち腹が立ってきたのでいったんは探すのを辞めた。今は流れや障がい者雇用についてのもろもろなどが自分でわかるようになったのもあり、仕事を探す方が先だ。

障がいについて聞かれること

障がい者雇用では障がいについて、症状や経緯、どんな配慮が必要か、調子が悪くなった時の対処などをしっかり説明することが求められる。就活を始めた時は必要な配慮についてがほんとうに分からなくて困っていて、だれか一緒に考えてくれ~と思っていたが、そんな人いなさそうだったので、スマホで「双極性障害 障がい者雇用」「双極性障害 働き方」「双極性障害 向いている仕事」とかで調べまくって書いた。
企業の人事の方と面談する際に、障害についてもちろん聞かれるのだが、きっかけとかを話せる範囲でいいので教えてほしいといわれることがある。これは正直困る。重い話になってしまうからといって、きっかけは自分でもよくわかりません、などと言うと、自分の障害について理解していないなととらえられるので、「きっかけや原因はわかっています。個人的な話になるので細かくお話しするのは控えさせていただきますが、環境の変化や人間関係の悩みが積み重なったことです」とでも言えばいいのだろうか。自分の弱さに向き合わなければいけないのでできれば考えたくない。

双極性障害以外の症状や特性について

また診断名としては躁うつ病だけだが、不安障害(恐怖症)なども過去に診断され今も症状があり、これをどのタイミングで言えばいいのか分からない。具体的にはエレベーターが怖くて一人で乗れないのだが、希望する事務職のオフィスだとビルの中の中層階にあることも多く、階段で息を切らしながら出勤することになるだろう。まあ言わないなら言わないで別に非常階段や外階段を使うのは勝手だろうが、たまに外階段は締め切りになっているところもあるし、高所恐怖症でもあるため毎朝足がすくみプルプルしながら上がるのは避けたい。細かいことだが、会社見学に行ってそれとなく階段の位置や使用の有無を確かめるのがいいかもしれない。エスカレーターがあればとても良いですね。
(ちなみに話がそれるが、どれくらいエレベーター恐怖かと言うと、就活イベントのビルや旅行のホテルを使う際に、重い荷物を持ちながらでも7階8階時には20階以上まで階段で上がるくらい避けたい対象である。)(ひとりで乗れないと書いたが、これは条件によって違う。基本的には商業施設や乗りなれている場所で3,4階くらいまでなら、ぎり一人でも乗れる。家族や友達、見知らぬ人でも誰かいればなお安心して乗れる。古めかしいものは誰と一緒だろうが一発アウト。ボタンにさえ触りたくない笑。)

なんやかんや耐える

就活の進み具合については、何社か書類選考に入り、一社は落ち(笑)、残りは連絡を待っている最中だ。どうせ落ちるのであまり期待はせず、次に進んでいる。不安や分からないことはあるが、やれることを精いっぱいやるしかない。相談できる場所は、包括的ではないがあるにはあるので、そこもうまく活用しながら今後も頑張っていきたい。

最後まで読んでくれてありがとう。 るえな

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