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(詩)闇夜を切り裂く銃声

闇夜を切り裂く銃声。

あの告白の言葉。

大人になるまで
知らなかった。

目が夜に輝けば
誰にでも言ってた。

告白散弾銃。

バババババッバババババババーン。

気にしなければ、いいの。

そうですね。

そう思えれば、簡単だ。

けれど、誰かが隣にいたとして、大人の僕は言い辛いのだ。

知らなければ、良かった。

銃弾は、地球の裏側にしまって置く。

いつか、ドリルで掘り起こす。

百発百中たれ。と願う不安な夜に。

知って良かった。と思える為に。

やい、漱石、なんであの時綺麗ですね、とか言うんだよ。

世の中も女性も、明治に撃ち抜いて。

どーせ、お主は一弾で決めんだろう。

ああ、漱石よ、表現の自由を返してくれ。

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