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ピアノを弾きたい!と彼女は切望し、自分の子どもにピアノを習わせた。子どもの望みは違って、何年経ってもバイエルだった。彼女は自分がピアノを習う許可を自分に出すことを考えたことがあるのだろうか?

1997年4月12日(土)
*最近見た夢のことを母が話してくれた。去年以来だ。
家(母の生家)。
夫が「今日、この子を泊めてやってくれ」と見ず知らずの女の子を連れてきた。
下で夫と話していると、ピアノが聞こえてきた。
こんなところで弾かれては迷惑だ!と、少しおこるような気分になり、ダダダダ!!と階段をかけ上がった。
(「その足音のほうがよっぽどひどかった」と母。)
女の子が─ピンクのなれたトレーナーを着て、髪は短かった─凄く凄く楽しそうに弾いていたので、強く言えなくなり、遠慮がちに母は言ったそうだ。
「ここはね、遮音されてないから・・・ね・・・」
女の子は気にせずピアノを弾きつづけていた。

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