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三河サドベリースクール・シードーム

愛知県岡崎市の「三河サドベリースクール・シードーム」を訪ねました。

サドベリースクールとは、

アメリカのボストンにあるサドベリー・バレー・スクールに共感し同じ理念の下で運営している世界中の学校の総称である。ただし、認可制ではないので、サドベリースクールと名付けていても、サドベリーバレースクールとはかなり違った理念の下で異なった運営がされているところも実際にある。

Wikipediaより

子供は本来から好奇心を持っているため、学ぶべきことは自然と自分で身に着けていく、という考えに基づいています。そのため、一般的な学校のような学習カリキュラムやクラス分けがありません。学校のルールや方針も、生徒と学校スタッフが決めていくなどの特徴があります。

保育士クラブHPより

授業などのカリキュラムがないため、フリースクールなどと混同されがちですが、子どもたちの自主性を尊重し、自らの学びを見つけて育つことを大切にされているそうです。

家庭事情で、半日のみの見学になりました。
スタッフの方の説明や質疑での学びをまとめます。(子どもたちのミーティングなどの詳細は仲間があげてくれるはず)

・シードームの理念
①人は生まれながらに自ら学んでいく力を備えている。
②学びは自己動機、自己管理、自己評価によって最善の形でもたらされる。
③コミュニティの運営に平等に参加できる権利を持つことで、コミュニティを通した学びをすることができる。

・自分の自由を確保するためには、相手の自由も大切にし、周りとの関係を調整することが不可欠。

・今までは「卒業」という概念がなかったが、「卒業」というシステムを作りたい!との声をもとに、ミーティングを行い、「卒業」という形ができた。
卒業ミーティングにて、満場一致の可決が必要とのこと。

・活動を通じながら、自分がより良くなるためにいかにすべきかを貪欲に追求している。

・サドベリーに決まったスタイルが存在するわけではないので、ミーティングを通じてドンドン形の変わっていくスクールもあるそう。
それぞれのスクールの個性が色濃く出ている。

サドベリーの大きな特徴の一つに、子どもたちとスタッフが平等の立場でミーティングを行い、決まりや困りごと、スタッフの人事まで!を決めていくことがあげられます。

この様子は見ることはできませんでしたが、自分たちのことを自分たちで決めて、実行してきた経験のある人は、社会への貢献感、自己有用感をもつことができるでしょう。

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