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喇叭亭馬龍丑。日記「水のお湯割り。水はエヴィアン、お湯はコントレックス。チェイサーはペリエで」4/27(土)

2024.4.27(土)

「水のお湯割り。水はエヴィアン、お湯はコントレックス。チェイサーはペリエで」

 所沢までシペルヘイシャンナイトを観に行く。所沢MoJo。

 親父の田舎に墓参りに行く時は、ここで特急に乗り換えてしまうので、所沢駅で降りるのは相当の年数振り。

 高校生の頃、金曜日にゲーセン行って、みんなとバイバイしたあと独り、新所沢の(今は無き)映画館に行くのを楽しみにしていた。だから俺の所沢は新所沢のイメージで固まってしまっている。でもそれすらも二十年も前の話。所沢駅で降りるのはそれ以上振り。(所沢駅の今は綺麗で更に室内になってしまっているけど、吹きさらしの立ち食いそばで喰らう狭山そばが好きだったり)

「こんな街でしたっけ?」という印象。結構、人が多い。再開発が凄い。MoJoへ行く前に、友達がやっているパン屋へ。アフリカ布をバンダナ代わりに巻いたAちゃんと談笑。会う度毎回、「ここで働かせてください!」と千と千尋ばりの熱量で言ってるのに、断られ続けている。何故だ。頼むぜ、Aちゃん。ジャズメン、朝弱いけど。

 MoJoへ。住宅街の中にあるので、「本当にこの道で合っているのか?」という不安と共に歩く。地下のイメージだったのに、二階。しかも、扉を開けるとお洒落なごはん屋さん。「やべぇ、店間違えた」と扉を閉めそうになる。MoJo…。MoJoという単語のイメージと正反対だった故。

 防音扉に仕切られた店の奥がライブスペース。素敵だ。壁にマイルズ・デイヴィスのポスター。大量のCDが入った棚の中にアルバート・アイラーの初期テイク集があるのを瞬時に目ざとく見つける俺のジャズアイズはなまっていない。

 水野さんがベースで復活の記念ライブ。おかえりなさい。

 食事スペースで煙草が吸えて、ライブスペースは禁煙なのは機材の為なのかな、なんて話をアキヒロさんと煙草片手にする。

 コウキ君にトランペットを見せてもらう。ありがたや〜。同じメーカーのラッパを使っていることがこないだ判明したのだが、今日話を聞いたらまさかの使っているマウスピースメーカーまで同じという奇跡。なのになんで片や官能的な良い音で、片や壊れたオモチャみたいな音なのか…。これが…才能。

 サックスのヤスさんとはまた「どうやったら上手くなるんでしょうか」という話をしながら帰る。駅でお別れ。

 またね!所沢。MoJo、また行きたいぜ。いや、ここで演らせてください!


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