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喇叭亭馬龍丑。日記「ジャズメン イン ディズニー」5/15(水)

2024.5.15(水)

「ジャズメン イン ディズニー」

 ジャズメン イン ディズニー、である。夢の国に夜の国の住人が訪れる。久方ぶりのディズニーシー。

 もう大人なので開園前に並んだりはしない。ゆっくり起きて、ゆっくり支度し、お昼過ぎに悠々と舞浜駅到着。ディズニー列車でシーへ。この列車、ディズニーランドの裏側を見れるから面白い。造り込まれたアトラクションの背面がなんてことないプレハブだったり、街場の工事現場でお馴染みの黄色い重機が夢を創っていたり…。「良いのかしら…こんなん見て…」と思いつつ、到着。

 シーにイン。ガガーリン曰くの青く丸い地球よ、こんにちは。

 毒蛇は急がない。まずお土産を見てから、レストランでチキンと酒。ーーーなんて大人なのだろう。乗り物に背を向け、園内を海外旅行気分で散策。目についた待ち時間の少ないアトラクションやショーに顔を出しつつ。

 当方、ビッグバンドの一人、ということで、今まで見たことのなかった「ビッグバンドビート」というショーが楽しみだった。

 二十年代くらいの古きアメリカの劇場を模した小屋。エントリーに外れたので自由席の二階へと階段を昇る。素敵な階段、内装の洒落た劇場。「お…俺もここで演りたい」と思う。満席。ジャズの力というよりミッキーの力だろう。

 開演。開幕早々、「あ…生演奏…じゃ…ないのか…」と少し落胆するも、美しいダンサーに目を奪われる。ミッキー、ピアノ弾いたり、ドラム叩いたり。アテフリなのか、生演奏なのか判別つかない、というかそういう野暮天なことは考えないように。デイジー、とてもキュート。

 夕暮れ時、園内あちこちで酒とポップコーンやら食べ物やらを補充しながら、ブラブラお散歩は続く。勿論、喫煙所にも適宜、立ち寄りつつ。あるだけありがたい。ありがとうオリエンタルランド。

 園内から富士山が見える。園内の人工山と古式ゆかしき霊山との対比。そうこうしているうちに夕陽も落ち、皆がショーの場所取りを始める頃に、空いた絶叫系マシンに乗る。

 花火を眺めてお土産買って、駐車場の片隅で煙草を吸って帰る。園内でラーメン、食べ損ねたので、中華壱番館で遅い夕飯。


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