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加藤資
2021年12月10日 12:19
東京の空気が汚いのは今に始まったことじゃないそれを吸って生きてきた俺は魂まで真っ黒おかげで俺のビートは真っ黒髪の毛は元々、真っ黒なJapanese Editionココもアソコも真っ黒まるで『ちびくろサンボ』今じゃ発禁のイリーガルな絵本地方出身の酔っ払いが東京の地面にゲロを吐く地方出身の馬鹿が自転車のカゴに空き缶を放るお前ら帰ってくんねぇかな地元にそれで好き放題汚せよお前らの小
2021年10月2日 10:30
どこか誇らしげな街の灯。 夕闇に浮かぶ赤提灯、 二十時過ぎても漏れる明かり。 厨房の火は消えず、 洗い場の手も止まらない。 油ぎった皿、泡のついたジョッキに赤い顔。 長い眠りから目覚めた熊みたいに 栄養不足。 他人の財布から金を奪う為に貼られるメニュー。 その割に中途半端な磨かれ方のグラス。「もう一杯いかがですか?」 今までの分を取り返すように掛けられる声。「もう
2021年10月1日 12:39
寝しなにYouTubeを観たところで、 翌朝どころか 観ているその瞬間から もう内容なんて覚えていない。 登録者数が何百万人いても 内容なんてそんなもん。 消費の本質YouTube。 食事の大半は排出され、 昨日何食ったかなんて 覚えちゃいないけど、 それは確かに血肉になって この身体を構成している。 あんたもそうなのか? 消費の本質YouTube。 切り抜き動画
2021年9月29日 14:27
労働が俺を呼んでいる。 預金額の減少と反比例するように 大きくなるその声、手招き。 俺を創作から引き剥がす 策略なのかもしれず。 社会に縛り付けておいてくれる 優しさなのかもしれず。 それにしても たかだか数十年の人生を 労働に支配される哀しみは、 黄昏れる陽に似て 如何ともしがたい。 #詩 #小説 #短編小説
2021年9月28日 09:58
対象は矮小 代償払わすその甲斐性 緊張で幻聴 賠償は損傷した頭頂 弁償、断腸 満潮の海へLet's go 霊長類の幻想 延長するMy soul #詩 #リリック #小説 #短編小説
2021年9月27日 18:46
本の帯、映画の宣伝文句。 泣けることが唯一の購買意欲。 感動ポルノ量産体制、整う。 俺はいつだって魂で泣いてる。 #詩 #リリック #小説 #短編小説
2021年9月27日 18:44
そいつはジャガイモの暗部に潜んでいる 火を加えれば加えるほどそいつが目を覚ます確率も上がる 柔らかくなった岩壁を割り、溶け出すウェルシュ菌 #詩 #リリック #小説 #短編小説
2021年9月27日 18:42
マスク突き抜ける金木犀 チャリの前輪、蝶、巻き込んだは秋の日 舞う鱗粉、銀杏の香り #詩 #リリック #小説 #短編小説
2021年9月27日 18:40
チャンスの女神 微笑まないその口 掴めない前髪、剃り上げた後ろ髪「何かを目指してる時が一番楽しい」 分かってる。でもくれよもう少しは憐れみ 切り刻むライム 声援は皆無 大袈裟にダウン 自己憐憫、酔う #詩 #リリック #小説 #短編小説
2021年9月27日 18:33
前後の文脈に関係ない突飛な言葉を置いて「これが詩」 つまらんな 悦に入ってるだけ でも「いいね!」はいっぱい付いてるから「勝ち負け」で言えば俺の負け #詩 #リリック #小説 #短編小説
2021年9月27日 12:30
「長いものに巻きつくより焚きつけろその薪」「痴漢を傍観する無関心に鈍感、視姦で共犯、強姦する野蛮人と同感」「目先の小銭なんていらねぇ。欲しいのはビッグマネー」「質が分からねぇなら、量で叩くだけだ頬を」「雨の日に『雨の匂い』とか呟く詩人まるで凡人」「死んでも尚この世に居座るつもりなら支払えよ各種税金」「俺は生者との約束は破るが、死者との約束は守る男だ」「年齢に正直だな、お
2021年9月26日 23:17
無人の団地 見てるセンチ ペンチ使ってこじ開けた水道の蛇口 今じゃ誰も座らない錆びたベンチ ジャングルジム解体したあのレンチ 錆びた恐竜がこっちを見て切るメンチ 大地真っ二つに割る八岐大蛇 削がれる命、草薙の剣 歩く天地、授かる叡智、もう届かないそのローンチ バブルで吸った甘い蜜 忘れられないの?そのデカいケツ 夜の新青梅街道でドラッグレース 工事現場の赤い棒がチェ
2021年9月25日 13:05
メリケンサックはめたファッキンジャップの拳で砕く鎖戦う兵士に寄り添う天使慰安婦に渡す恩賜の煙草感謝よりも天赦求む兵舎ジャングル、届かない玉音物真似でメイクマネー細い竹槍でゲトりdisられジャパンアズナンバーワンの称号はバブルの恩寵闇で売買されるタイ米、台風去ればそれこそバイバイ外食産業謳う国産、外国産の混ぜもんでハイ消費者庁ウタうチンコロBankruptcy.夜這いと
2021年9月23日 11:50
「本当は同胞を殺すのは好きじゃないんだ」と男は言った。私は瀕死だった。喉元に隙間なく付けられたナイフは冷たかった。 今更、命乞いをしたところで助かる見込みもないだろう。大声で助けを呼ぼうにもこんな雑居ビルの最上階では誰に届くこともなく反響して終わる。いや、それよりも早く私の首が胴体から離れるか。日本を出て五年、ニューヨークの片隅で行き着くところまで行き着いてしまった。 ドラッグディールに手