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今年を和を嗜む年にする 知られざる芸者の世界を学んだら、和文化の総合格闘家でした

せっかく日本に生きてるんなら「和の文化」知っておきたいですよね。
でもちょっと怖いですよね。
ハードル高いですよね。
ってことで楽しく知ることに特化した講座がはじまりました~。

京橋で和の体験型講座「タシナム」がスタート

2024年1月より、京橋で和の文化を学ぶ体験型の講座「嗜~タシナム~」がはじまりました。
各界からゲストを招き、その魅了を味わって、実際に体験も行う連続講座です。

第1期のテーマは「江戸」

芸者、落語家、浮世絵(錦絵)、三味線、江戸玩具、街歩きの専門家、から実際、簡単なプロの技も伝授いただきます。

知られざる!?芸者の世界を学びました

1月21日に開催された第1回のゲストは、八王子芸者として14年間活躍された望月さん。
芸者さんって、映画などでよく見ますけど、具体的に何をしてるかはよくわからないですよね。料亭で呼んだこともないですし、(そもそも料亭に行ったことない)、呼んだとしてもそんなお金払えない…😢
そんな、一般庶民には謎のベールに包まれた芸者さんの世界について教えていただきました。

ありがたいことに、初回にもかかわらず、ほぼ満員!

講義、遊び、舞、生演奏…、詰め込みすぎた120分!

このようなことを120分でおこないましたよ。
●どうして芸者の世界へ?
●芸者さんの1日
●身に着けているものの紹介
●日本舞踊の実演(三味線の生演奏とともに)
●日常に活かせる美しい所作
●お座敷遊び①「金毘羅船々」
●お座敷遊び②「とらとら(虎々)」
●ナビゲーター「女流演奏家・ねのいろ」とのコラボ


驚き① 芸者さんと遊べる場所は東京に10以上

えっ、浅草とか赤坂とかだけじゃないの? Σ(・□・;)

芸者さんが所属している花柳界は、東京の各地にあり規模は様々な。
今回ご紹介いただいた八王子は、地域密着型だそうで、
常連さんからは、結婚式やお葬式!!にも呼んでもらったこともあるそうです。
お葬式に「爺ちゃんが世話になったから」と芸者さんを呼ぶ、ご家族も素敵。
地域のお祭りで山車に乗ったり、観光大使的なことをしたりと、地域に愛されてることが伝わりました。

芸者時代に使われていた、美しきお着物、扇子、簪など。

驚き② めっちゃ忙しい! 芸は1日にして成らず

夕方出勤とかじゃないの?ハードすぎん? Σ(・□・;)

1日のタイムスケジュールを伺ったのですが、芸者さんって、昼前から夜遅くまでめっちゃタイトなスケジュールでした。
その理由は、毎日のお稽古。
日本舞踊や三味線だけでなく、太鼓や茶の湯など、和の文化に精通するために毎日2~3時間お稽古するんですって。
夜の営業を行うためには、その前の鍛錬があってこそなのですね。
もちろん、着物へのお着換えや、あの白塗りのメイクもあります。
華麗な白鳥が、水面下でめっちゃ忙しく脚動かしてるのと一緒だ!!

驚き③ 立ち振る舞いが美しい

お見事。惚れ惚れする仕草 Σ(・□・;)

もう立ち振る舞いが美しさたるや。
踊っていただいた舞もかっこよかったのですが、
何気ない所作が美しいんです!

例えば、芸者さんは、給仕などもあって立座りが多い職業なんだそう。
和室で正座からの立ったり座ったりって、聞いただけで体力使う。
でも、その大変さは見せてはいけない。
(↑やっぱ白鳥だ!)

怒られてるわけでも、反省を促してるわけでもありません。

「よっこいしょ」なんて絶対言ってはいけないんです。
どうするかというと、
手をつかずに、まっすぐ立ち上がることが最低限必要だそうです。

そのためには、
立ち上がる際に、かかとをお尻を乗せてから立つ。(伝わります??)
など、いくつか技を教えてもらい、実際にやってみました。

驚き④憧れのお座敷遊びは、想像以上のおもしろさ

お酒飲んでないのに大盛り上がり ✌('ω'✌ )

座敷遊びをいくつも教えてもらいましたが、
「金毘羅船々」をチーム戦で行ったところ大盛り上がり。
つか、三味線の生演奏に合わせて、行うゲームって豪華すぎません?

次回は、落語をタシナム!

そんなこんなで大盛り上がりだった第1回の「嗜~タシナム~」
次回のテーマは落語。
柳亭こみちさんをお招き、江戸の笑いについてレクチャーいただきます。
真打の方に目の前での実演するだけでなく、落語の仕草や小噺の作り方まで教えてもらえるなんて、豪華すぎません?

せっかく日本に住んでるなら、和の世界を身につけましょう♪

というわけで、2024年は和の文化について学ぶでした!

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