【間違ってないよ】ベガルタ仙台×徳島ヴォルティス
どうも、たりょーです。
秋田戦、熊本戦と更新出来ませんでした、反省。現地にはいたんですがね。
大学４年の春休みは忙しいのだ！
そんなわけで徳島戦！レッツゴー！
スタメン
仙台は2試合連続スコアレスドロー。個人的にはそこまで悲観してないし、なんならポジれる要素も結構多いので、不安は全くない。相手に勝ち点を与えず我軍も最低限の勝ち点を拾ってく、素直に評価できると思うんすけどね。
ただ、現地で酔っぱらってるときはいっぱい点の入るバカ試合して欲しいという不満はほんっっっの少しだけあるけど（）
仙台は前節の熊本戦から4枚の変更。
長澤がスタメン復帰して、ジョージが左に回りRSHに郷家、2トップが鎌田と中山という初の組み合わせ。
対する徳島は6枚の変更。
RBにエウシーニョ、アンカーに永木が入り、杉本の相方のIHは児玉。SHは右に中野、左に坪井、ワントップに柿谷が入る。
徳島はここまで1勝4敗。ルヴァンもショックな負け方をして、中々明るい材料が見えない。5試合で得点6失点12と仙台とは好対照なチームだ。
柿谷1トップ、やめない？？？？？
前半
保持
仙台は自陣からの繋ぎに関しては毎度おなじみの325。
今節はRSHが郷家なので、髙田が大外に張って郷家が右のハーフスペース。左サイドは石尾がLHV、ジョージが大外でエウシーニョと駆け引きしつつ、鎌田が割と自由に動いてた印象。
対して徳島は杉本がジャンプして442ブロックで構える。バックパスをトリガーに前から行くような素振りもちょっとあったけど、基本的にはミドルブロックで構えていた。
そんな徳島を効力していく中で、鍵となったのが郷家と鎌田。相手SH（中野と坪井）は外切りでHVに寄せていき、かつ前線ではジョージでエウシーニョを、髙田で橋本をピン留めしていたので、相手の2ボランチの脇にスペースを作ることが出来ていた。
実際に15’20、24’30、28’10の3本の楔からフィニッシュまで行けていた。
徳島のスライドが遅かったり、ホルダーに圧がかかってなかったりというところもあるにはあるけど、1つ明確に狙っていた形だと思うし、その形から攻撃を終わらせることはすごく大事なことだと思う。
正直、九州でやった2試合に比べれば格段に進化してると思ってます、あとはネット揺らすだけ。郷家の決定機は決まってほしかったね～。
そんな前半の保持でした、今シーズンの中で1番良かったんじゃないかと個人的には思います。
非保持
徳島はフォーメーション通り433でのボール保持。エウシーニョと橋本が高い位置を取って、ビルド隊は基本的に2CBとアンカーの永木。エウシーニョは中野を見ながら立ち位置を変えてた印象。中央でも大外でもクオリティを出せるウイング、ウチにも欲しいすね。
仙台は序盤は2トップが2CBにプレスをかけて、SHも外切りでCBを睨む。ただ、永木に時間とスペースを与えて、中央に絞ってきた中野に打開されたり、柿谷と杉本にフィニッシュまで行かれたりと、プレスが空転させられる。
その後は鎌田が永木を監視して、中山がボールサイドを限定するようにプレスを開始。杉本と児玉に対しても長澤と蒼生がタイトに寄せることで、徳島の攻撃の芽を摘むことが出来ていた。
3連戦最後の試合でもがっつり前からプレスをかけに行く。ゴリさんは容赦がないなと思うと同時に、後ろ4枚がコンディションをちゃんと維持してくれてるのは本当に頼もしい。特に両SBは結構ハードなタスクを与えられてる上に真瀬も内田も復帰してなさそうなので、このハイパフォーマンスはありがたい。
相手のボール保持にアジャストしてボールを奪い、攻撃でも相手の穴をしっかり突くなど、良い試合運びをしていただけにスコアレスで折り返したのは痛かった。もうスアレスを褒めることにしましょう。じゃないと狂いそうだ。
後半
徳島の対応策
前半の序盤こそ上手く前進していた徳島。しかし鎌田にアンカーを監視されことでボールの周りが滞り、仙台にペースを握られた。
そんな前半を見ていた吉田達磨は、手始めに永木と児玉の立ち位置を修正する。永木を2CBの間や、森と橋本の間に降りさせて、児玉をヘソの位置に。橋本とエウシーニョを押し上げて切る位置に立たせ、仙台のSHのプレスを牽制すると同時に、仙台の1stプレスラインに対して数的優位を作り出していた。
また、杉本も蒼生に捕まらないように自由に動いたり、エウシーニョも内側に絞ってボールを引き取ったりと、良いボールの移動と人の移動が起こっていた。
54分の徳島の攻撃は敵ながらうめえなと思って見てた。セカンド回収して大外の中野が運んで、児玉が内側走って目線を集めて、その後ろから2-8移動してきたエウシーニョ。そこから左HSの杉本が受けてる、坪井がエリア内に侵入、髙田と小出を釣ってスペースも時間も持てた大外の橋本がクロス。
菅田がギリギリ頭に当てたけど、危なかったし、上手いなと率直に思った。
ただ柿谷は難しいな、個人的に10番位置で使いたいけど杉本をベンチに置きたくはないし、かといって最前線でというのももどかしい。最前線でもハチャメチャに上手かったけど、渡とも組ませたいな～とか思ってました。
柿谷の顔ファンからは以上です。
そんなこんなで押し込まれる展開になった仙台は、64分の交代を皮切りに前への圧を強め始める。
長澤依存と勝ち点1
64分、長澤に変えて元彦、ジョージに変えて相良を投入。相良が投入されてすぐに縦突破から左足を振りぬいて、ユアスタのボルテージは上がっていく。
ただ鎌田と蒼生の2ボランチになって以降、落ち着いてボールを進めていくフェーズでもスピードが上がり過ぎてしまう。3連戦最後の試合、疲労が見える中で交代策でパワーを取り戻そうとしたのはすごい納得感がある。
とはいえ、段々と後ろがついていけなくなったり、急ぎ過ぎて奪われてまた守備に走る、みたいなところはまだまだ課題だなとは思った。
長澤依存と思ってしまうのは、長澤がピッチ上に居るとそういう事象が起こらないから。身振り手振りで味方に指示したり、自分で広げたり落ち着かせたりできる存在は今の仙台においては稀有。本当なら松下に似たような役割をやって欲しいけど、非保持で遅れを取りかねないし。
90分出ていただけるなら願ったり叶ったりですが…ここは解決していきたいですな。
余談でした。
73分には中山からエロン、鎌田から松井に交代。
松井、仙台デビューです。アグレッシブにボール狩りに行ってたり、ミドルも撃てたり。保持のところでも捌けそうな雰囲気はありそうなので、長澤不在時に頼りにしてもいいのかもしれない。川崎っぽいよね、わかる。
78分の徳島の波状攻撃、ここを防げたのはすごく良い。やっぱり今シーズン、最後の最後で自由にさせない所とか、体ごと投げ出してシュートブロックしたりとか、あまりにもパッション全開でめちゃくちゃ良い。これは明確な強みになってると思うし、失点を少なく出来ている最大の要因だと思う。
徳島も81分に西野、島川、髙田を、85分に渡を入れて攻勢に出る。
仙台も郷家に変えて菅原を入れて再び出力を上げる。
お互いに決定機を迎えるも、両チームともにネットを揺らすことは叶わずに試合終了。
おわりに
三度のスコアレスドロー！というわけで、個人的MVPは菅田です。
最後の最後に自分で守れちゃうところとか、クロスをほとんどはね返していくとか、フィジカル強いとか、CBとして純粋にずっとレベルが高い。保持の局面でも楔を刺せるし、対角に長いボールも蹴れるので、攻守に本当に欠かせないなと。今節は特に助けられた。ロングスローやる度に前線に駆り出されるの大変だと思うけど頑張って欲しい。自分で決めればスプリントせずに戻れるから、ね、ヨロシク（）
というわけで、
はい！まだ負けてません！
悲観するような状況ではないなと思います。得点数が少ないことは確かに1つの課題だけど、最低限の勝ち点を積みつつ相手の勝ち点も削っていく。秋田戦みたいなスコアレスドローが続いてるなら悲観してもしょうがないとは思うけど、この試合に関してはポジティブに受け取って良いと思う。
まず無失点。何よりも。点が取れないことに目が行きがちだけど、後半の徳島の猛攻を全員で防いだところは見逃しちゃいけないなと。85’20の小出の守備とか、鳥肌モンだったし。昨シーズンだったら3点くらい取られてますよ。
保持の上積みもしっかりできてると思う。九州でやった2試合とは見違えるほど進化してる。プレス回避、時間を作って体力をセーブすること、そこから相手を揺さぶること、相手の守備の穴を突くこと。出来ることは間違いなく増えてきてると思うから、どのメンバーでも出来るようなチームになれるのが次の理想かなあ。
得点に関しては、ゴリさんも会見で言ってたけど、フィニッシュワークに関しては選手のクオリティに左右される部分が多いので、そこはもうアタッカー陣に奮起して欲しいですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/619b9424881b7fee6b376ca17c9941782c36ecaf
けっこう大事だと思うんですよ。というわけでゴリさんさすがです。人間悪いところに目が行きがちだけど、ポジ要素はあるのでチームもサポも前向きに進んでいきたいね。
監督がきっぱりこう言ってくれると、選手は迷わずに戦える。本当にとんでもねぇ人が仙台に来てくれたな、凄すぎるよ。
次節はアウェイ横浜FC！
難しい相手だと思うけど、まずは堅守。何よりも零封。欲を言えば1-0、もっと欲を言えば複数得点したいですね。勝ちましょう。
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