見出し画像

宝探しで注意力を鍛えよう

 こんにちは,umenoです.
 宝探しってワクワクしますよね.私も子どもの時,キャンプで宝探しをしたことをよく覚えています.今は教育や療育関係者として,宝探しはよく使います.それは,宝探しにはいろいろな要素があり,お子さんの得意な事,苦手なことに合わせて課題の設定を調整しやすいからです.特に最近は「注意力が」「集中力が」という話をされる親御さんも多いので,その点を中心に,宝探しの使い方と絡めてお話をさせて頂きます.幼児期や学齢期のお子さんを持つ親御さん,教育や療育関係者の皆さまの参考になれば幸いです.


1)    宝探しはどこでもできる


 宝探しは屋内外どこでもできますし,複数でもできます.また競う形にもしやすいですし,何より簡単です.

2)    注意力,集中力とは何か


 では一旦,よく親御さんから相談される「注意力」や「集中力」について考えてみます.
 学術的には色々な分類が出来ますし簡単にわけることも難しいですが,以下のようにわけることができます.①一つのものを続ける力,②いろいろな刺激の中から目的のものを探す力,③複数の刺激を気にすることが出来る力です.3番がわかりにくいかと思いますが,お湯を沸かしながら勉強をしたり,食器を洗いながら鍋の料理が焦げないように目を配ったりなどのような力です.

3)    宝探しをどのように使うか


 単純に大人がお宝を隠して,よーいどんで見つけにいくということは①と②の注意力を使います.ここに鬼ごっこの要素を加えると,鬼から逃げながら目的の物をみつけなくてはならず注意力③の要素の負荷が加わります.難易度がぐっと上がるので,出来そうな感じでしたら,やってみると盛り上がると思います.

4)    もう少し他の要素にも負荷をかけてみる


 宝探しは言葉の練習にも応用ができます.今度はお子さんが隠す側になってください.そのあと,大人に対して隠した場所を言葉で説明してもらいます.この説明には位置関係を相手にわかるように伝えるということなど,やりとりをする上で大切なことが含まれます.また,隠した場所を絵にかいてもらう,文字で伝えるなどすると,お子さんによって伸ばしたい力に合わせた遊びが出来ますね.

5)    まとめ


 今回は宝探しと注意力といった点でまとめてみました.簡単にどこでもできますので,お子さんとわくわくしながら楽しんで遊んでみてください.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?