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転職後,うまく環境になじむために必要なこと

こんにちは,umenoです.

現在療育の仕事をしていますが,副業などもしてきたこともあり,同じような業界(医療や福祉)の職場を色々みてきました.その中で,上手く環境になじむためには,その職場にある風土を理解することが重要であると感じました.今回はその風土を理解し馴染むために”必要であったこと”についてまとめてみました.こういったことは子どもに対する療育や教育でも大切にしたいなと感じるところでもあります.これから転職を考えている方,医療や福祉の現場の職場で働かれている方にとって少しでも参考になれば幸いです.


①まずはその環境に染まること


 前の職場との違いは直ぐにみえてきます.ですが,”郷に入っては郷に従え”という言葉があるように,まずはその職場のルールに従いましょう.そして「私は人畜無害です」をアピールしていきましょう.

②そこにいる方々の大切にしていることを知る事


 環境によって大切にしていることが少しずつ違ってきます.価値観の相違などもあるかもしれませんが,「あなたが大切にしていることは私も大切にしています」を伝えていきましょう.組織は異質なものを排除する方向に力が働きやすいです.転職直後は異質感が強いため,「私もあなたたちと一緒です」と同質性をアピールしましょう.

③転職の場合は出来ないところを見せるのも大事


 出来すぎると鼻につかれることがあります.ある程度できているが,できないこともあるということを見せて,安心感を周囲に与えていきましょう.失敗した時は,隠してはいけません.反省しながらも,前向きな姿勢で「できなかったので教えて下さい,がんばります」と”素直さ”をアピールしましょう.

④スタッフ一人一人の特性を見極める


 人間関係を円滑にしていくためにも,それぞれの特性に合わせて接するようにしましょう.情緒的な話し方が良い人,論理的に話すことを好む人,フレンドリーな感覚が良い人,持ち上げた方が良い人,新しい人や事に否定的な人,集団の中でムードメーカーになっている人など,どんなことでも良いので分析をしていきましょう.そして,それぞれに合った接し方をしていきます.そうすることで,9割くらいは合わせていけるような感覚があります.しかし,残り1割は最初から相性が悪いといった傾向がありそうです(あくまで個人の見解です).相性が悪い相手とは,無理せず距離を取りながら業務連絡のみ,やりとりをしましょう.

⑤顔を合わせる回数を増やして,雑談をする


 ここが一番のポイントです.心理学的にも人は何度も顔を合わせる相手に好意を抱きやすいことがわかっています.そのため,電話やメッセージといったツールを使わず,”会って話す”ということを大切にしてください.一見効率が悪いように思いますが,関係をつくっていくためには一番効率が良いと思われます.

⑥その職場で学ぶべきことは何かを常に考える


 所属する職場で良い人間関係を築き,心地よく過ごすことは大切です.しかし,私見ですがそればかりに目を向けすぎない方がよいかなと思います.「ここでは○○のスキルを磨くためにいる」といったことを頭の片隅に置いておき,少し職場と心の距離感をとっておくと気持ちが楽になりやすいです.

⑦まとめ


 人は感情の生き物です.淡々と論理的に考え続け,感情に左右されない方もいると思いますが,なかなか難しいことです.そのため,上記のような一見無駄が多い行動でも,人間関係に有効に働くことが多いのだと考えています.また,日本ならではの風土に合わせた考え方なので,他の文化圏や時代と共に当然変わっていくと思います.そういったことを見極めて,なるべく冷静に対処していきたいですね.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

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