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キューティバニー推参! #シロクマ文芸部

こちらの企画に参加です。

(以下本文です)
 白い靴というか白いハイヒール、というかハイヒールだけじゃない、白いバニースーツ、白い肌、全身白づくめ、髪と尻尾だけが銀色に輝いていた。
 プリっと大きなお尻はエッチな感じよりも健康的な印象を受けた。そんな異彩輝く美少女が、可愛いポーズを極めながら名乗りを上げた。
「お悩み快ケツ キューティバニー推参。心の闇を照らしてあげる」
 悪い子では無さそうだけど、急展開についていけず自分の目が泳いでいることを感じた。何を言っていいかわからず、金魚みたいに口をパクパクさせた後、ようやく声を出すことができた。
「あ、あの、何なんですかアナタ。キューティバニーさんというんですか。あのコスプレも宗教も出会い系パーティも、飲み会もイベントも興味無いし、お金も無いんで帰ってもらっていいでしょうか」
「まって まってまって まってまってなんだもん。ちゃんと人の話を聞いてますぅ。『お悩み快ケツ』って言ったでしょう。『心の闇を照らす』とも。ここまでは大丈夫」
僕は気圧されてしまい、頷くしかなかった。まぁお金がかからないのなら、目の保養になることは間違いない。
「ちょっと ちょっとちょっと ちょっとまってなんだもん。エッチな視線は辞めてもらっていいですかぁ。そんなんだから女の子と仲良くなれないんですよ」
(いや、そんなこと言われても健全な男子たるもの、見たいものを魅せられたら見たくなるのは正しいことじゃないだろうか)
「まぁ、兎に角、兎の角と書いて『とにかく』ってちょっと失礼な気もするけど、あなたのお悩みの話をするわね。正直、闇が深すぎて月の力を尽くしても快ケツは無理。私にとって始めての敗北案件ね。悩んでる暇があったらもっと勉強して実力をつけてくださいな」
「ちょっと ちょっとちょっと、勝手に出てきて『解決するだのしないだの』勝手に言ってるけど、ほんと何しに来たのさ」
「あなたが応募して、全然読まれなくて悩んでいる『創作大賞2024』を応援しに来たの、これは本当。だけど、何ていうか応援のし甲斐がないというか、余りにも実力が無さすぎるというか。
 あのね『書くことが好き』なのはいいと思うのだけど『自問自答・自作自演・自画自賛・自己満足』だけじゃ、駄目よ駄目駄目。この間、秋谷りんこさんも仰っていたでしょう。『読者ファースト』よ、ちゃんと読者が楽しくなる話を書いて。応援はそれからね」
(まぁまぁまぁまぁ、言いたい放題言ってくれるじゃない。それが出来たら苦労しないんだよ)
「そうだね、もっと自分でも努力するよ」
「解ってくれて嬉しいわ。まぁせっかく来たから、あなたが応募している作品に光を当てて照らしておくわね。『ムーンプリズム ブラッシュアップ』」
キューティの尻尾から銀色の光が飛び出し、僕の応募作品に光が当たった。

1 銀山町 妖精綺譚

2 会津ワイン黎明綺譚

3 頑強戦隊 メガネレンジャー

4 頑強戦隊 メガネレンジャー キューティバニー編

そして、ジチタイワークス

kindle出版

 ということで、企画にかこつけての宣伝を失礼しました。だって「白い靴」とかお題にされたら「キューティバニー」を出すしかないじゃないですか。「キューティバニー」を出したら、その作品を紹介しないと訳が分からないじゃないですか。ですからこれは必然なのです。

 ちなみにサムネ画像は「スズムラさん」の作品をお借りしました。これは偶然です。「白い靴」でみんフォトを検索しつつ「ハイヒールが無いかな」と考えたところ、良いサムネ画像を見つけたら作者が「スズムラさん」だったのです。
 スズムラさん良い画像をありがとうございました。
 スズムラさんからは、このような応援をいただきました。ありがとうございます😊


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