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1級建築士の試験勉強中、何度も奮い立たせてくれた動画

1級建築士の勉強をし始めてしばらくしてからだっただろうか?大好きなスーパーフライのYoutubeチャンネルに登録していたことがきっかけでふと見つけた動画。
この動画に何度も励まされ、そして最後までたどり着くことができた。

ネタばれも含むから、まずは一度見てみてほしい。

この動画での主人公は小林有吾というマンガ家。
マンガ家になりたかったものの、どうすればマンガ家になれるのかわからずバンド活動をして、定期的にライブなどをして過ごす作者。そのバンド仲間がデビューを夢見て上京と同時に作者もマンガ家への道を「人生を賭けて」目指す。
それぞれの道を歩む中一足先にデビューしたそのバンドがスーパーフライ。
一方で鳴かず飛ばずの売れないマンガ家を続けていた作者は、編集者に「何がダメとかではなく全部ダメ、説明するのもめんどくさい」と言われながらも試行錯誤をしながら「アオアシ」というマンガでアニメ化される大ヒット。
アニメ化にあたっての企画書などのなか、オープニングの主題歌にスーパーフライの文字があり、その曲がこのPresenceだったというお話。

実際に作者等が一緒にライブをしていたという星空JETTに行ってみた


自分自身も若いころに1級建築士という目標のため勉強していた時期もあったけど、結局それになった人もまわりにおらず、その勉強が本当に1級建築士への道なのかどうかわからず遊んでいた。
そんななか数年前に会社の後輩が1級建築士に合格し、自分自身もFP試験や宅建合格を通して、再度受験をする。
「人生を賭けて」というほどの決意があったわけではないけど、これまで長くこの業界にいた証として最後の挑戦という思いが、この「人生を賭けて」という一言とシンクロした
また学科試験合格後の二次試験、設計製図では答えのない試験というものに悩んでいた。この答えがない作品という点では、この試験もマンガ世界も同じだろうと思った。
設計条件から自分なりに最善のプランを計画し、そして作図する。些細な記述もれが合否を左右するにも関わらず何度も繰り返すミスに希望を感じられずにいたとき、動画の中にある作者と編集者とのやり取り(3:57~)を見ながらも、製図担当の講師はイチから否定せずに聞いてくれてアドバイスをくれた環境にある自分を奮い立たせた。
そして最後のアニメ化決定のときにスーパーフライの楽曲提供があったことは、今は辛くても、きっと誰かが見て応援してくれているっていうのを感じられたことは、独学で学科から挑戦した自分には心強かった。

作者とスーパーフライの出会いの場となった星空JETT

1級建築士の受験勉強をしようと思ったのは2022年10月。受験することを決めたのは2023年4月。最後試験が終わったのが2023年10月。
この試験の間この動画を何度見たかわからないけれど、年齢的にもそれだけ時間を割いて再受験するのは限界を感じていただけに、不合格だった時のことを考えるとくじけそうになっていた。そんな時この動画の境遇に自分が共感できたことで、そのたびに頑張る力を与えてくれたと思う。

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