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創造の女神の「力」

Beloved ♡ さん
(お名前の登録がない方は♡さんになってます。m(_ _)m)
こんにちは!魔タリカ880歳、魂のR指定です。

今ずっと続いている女神ヒストリーですが、確かオリパラの森さん発言の少し前に始まったんでした。絶妙なタイミングです!
おじさんが尻尾を出したので、より一層性差別に光が当たりました。
こういうことはすぐに忘れられちゃうんだけど、忘れた頃に次のおじさんが登場すれば、さらにこの流れが加速するでしょうw がんばれおじさん!

さて、現生人類20万年で文明は2000年という話。アボリジニは6万年とも、12万年とも言われていますよね。
どこから来たのかわからない謎のシュメール人とシュメール文明、そしてメソポタミア文明は、紀元前6000年ごろだと言われています。

創造女神ティアマートはメソポタミアの女神で、有名なインドの太女神カーリーの中東版です。インドの文明の始まりは紀元前3500年当たりだと言いますが、実はこれも確実なところではないようです。何にせよ、文明の起源はどんどん古い方へと更新されています。

女神カーリーは、恐ろしい姿で描かれているにも関わらず、インドでは非常にポピュラーに広く信仰されています。
カーリーは原初の宇宙の創造、維持、破壊を司る黒い母親、飢えている大地、自分が産んだ子を貪り食い(日本では鬼子母神)、彼らの屍によってその身を肥やす。根源的な創造と破壊、死と再生、それら全ては彼女の子宮の中で一つに繋がっている、と言われます。
女性性は黒い肥沃な大地であり、人の死後は誰もが大地の暗闇に飲み込まれて形を失い、それが全ての生き物を養う、ということの比喩です。この冷厳な事実は、死後に裁きを与えるという、存在も定かでない父なる神よりもずっと、人間の感情や生き方に直接的な影響を与えるのです。

母神としてのカーリーは、「慈愛(カルナ)の宝庫」「世界に命を与えるもの」「生きとし生けるものの生命」と呼ばれ、あらゆる種類の愛の源泉であり、現世において女神の代理人である女性たちを唯一の経路として世界中に流れていきました。

『ヨーギニフルダヤ・タントラ』は、「『力』(エネルギー)にして、純粋な『存在-意識-至福』である母神(カーリー・シャクティ)、『時間と空間』であり、同時にその中に存在する万象としての母神、万物の中にあって光を放つ『光明女神』としての母神に、崇拝を捧げよ」と述べている。     By バーバラ・ウォーカー


のちの西洋の学者や大英博物館は、女神カーリーを「破壊的なデーモン」と定義しました。ロゴスの起源がカーリーの創造の言葉「オーム」にあり、サンスクリット語を発明し、カーリーのマントラが世界の事物を生み出した、ということと、恐ろしい破壊者カーリーのイメージの背後にある、深淵な哲理を重ね合わせて理解することができなかったのでしょう。


インドが光明を得た人たちの量産国なのは、女神カーリーの与える死の恐怖の呪いと、深い慈愛の両方の面を断罪することなく、受け入れてきたからではないでしょうか。世界は天国が善で地獄が悪だという、単純な二元論で成り立ってはいません。女神カーリーに踏みつけられる美しいシヴァ神の表情は、全てを受容れサレンダー(降参)して、エクスタシーの境地の、善悪の彼方にあるものです。

男性も女性も、誰しも一度は内側に眠る大いなる創造性(女神カーリーの力)に触れたことがあるんじゃないでしょうか。
全てを破壊してしまいそうなほどのカーリー的な感情や衝動は、「創造の原初の力」であり、封印しなければ危険です。それが女神カーリーの娘である女性たちを、大人しくさせておかなければならない理由じゃないでしょうか。おじさんたちが踏みつけにされる危険がありますからね!
だけど、女性たちもまた、女神カーリーとシヴァ神の逆転に、どこかで同意したんじゃないかと思うのです。

Love♡

Tarika

2021/ 3/4 発行メルマガより

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