ポム

頭にぽやっとでてきた思いを言葉にしています。

ポム

頭にぽやっとでてきた思いを言葉にしています。

最近の記事

【2024.5.15日記】予定はない。だが、私は手帖を買う。

今年は、コバルトブルー調の手帖を購入した。 晴天、曇天、雨天、天気に関わらず、私の今日と明日が晴れますように。 と、選んだ色。 学生でも社会人でもない宙ぶらりんの私。 働くことも休むこともままならない私。 現実が積んでいる分、身辺の小物にはささやかな希望を。 月間ページが予定で埋まらないことを恐れないで。 予定を埋めるために買った手帖じゃない。 今日を遺す、明日につなぐために買った手帖。 今日の後悔も手帖に残せば思い出になる。 手帖がいつの日か私の生きた証になる。

    • 【2024.5.14 日記】夜の住人はいつもひとり。

      もうこんな時間。 今日も明日を寝て待てず、PCと日をまたぐ。 眠れない夜を焦る時間は日に日に短くなるばかり。 不眠の夜を受け流す余裕ができたのか、それとも諦めがついたのか。 はたまた、生活者から夜の住人になったのか。 きっと、どれもそうだろう。 しかし、一人で見送る夜は人恋しい。 平日の真夜中に連絡をくれる生活者なんてそういない。 彼らにとって夜は休息の一時なのだから。 夜に寂しさ交じりのメッセージを送ってみる。 返信は、早朝、12時、18時、決まった時刻に画面のバナーが光る

      • 【勝手にコピーライトNo.2】睡眠導入剤-キャッチコピー-

        あいさつ こんばんは。私は寝付けない夜が続いています。 皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 どんなときも、「飯食って笑って寝る」につきますね。 一夜でも、あなたに健やかな夜が訪れますように。 「飯食って笑って寝よう」宇多田ヒカル『初恋』Play A Love Songより まえおき 目についたモノのコピーを書いちゃおうという企画です。 もちろん勝手に。 言わずもがな自己満企画です。 続くかわかんない自主練企画です。 だけど、カタチにしたんだから誰かに見てもらいたい。

        • 【勝手にコピーライトNo.1】デオドラント商品ーラジオCM40秒編-

          つまらん前置き 目についたモノのコピーを書いちゃおうという企画です。 もちろん勝手に。 言わずもがな自己満企画です。 続くかわかんない自主練企画です。 だけど、カタチにしたんだから誰かに見てもらいたい。 そんな気持ちで始めたよこしま企画です。 コピーライターになるための修行だい。 記念すべき第一弾(記念もくそもねぇですが) 「デオドラントスティック・ロールオン商品」 これからやってくる夏に向けて汗対策していこっ! ってことでコピーを書いてみました。 デオドラント商品界

        【2024.5.15日記】予定はない。だが、私は手帖を買う。

          【短歌】白昼の現実逃避行

          以前、Xの前身であるTwitterに投稿した短歌です。 昼に見る 夢は儚し 意味も無し 憂世を凌ぐ トランキライザ 時々、私にずんと重くのしかかってくる。硬直した現実と陰鬱な妄想が。 そんな時、私は朝日から逃れるようにベッドに潜り込む。 ただひたすら時が過ぎることを願いながら、空想する。 頭の中では、時間もお金も私の悪癖もよそに私はどこへだって行ける。 何だってできる。 だけど、そんな幻想に浸ったところで私の現実はどうにもならない。 そうとは知りながらも、少しでも満たされ

          【短歌】白昼の現実逃避行

          【400文字日記】頼ってと言われても、手放しにあなたの手を握れないよ。

          こんなことあなたに言えないよ。-Mum's the word- 私よりずっと前を歩いているあなた。 家族のために頑張っているあなた。 恋人と友人で満たされているあなた。 毎日、忙しそうなあなた。 そんなあなたに、こんなこと言えないよ。 辛いだなんて言えないよ。 助けてだなんてもっと言えないよ。 「困ったときは頼ってね」そういうあなたの手を突然握ってもいいのかな。 幸せなあなたを悲しい私に消費させちゃっていいのかな。 まるでこちら側に引き込むようで、私が辛いんだ。 こんなちっ

          【400文字日記】頼ってと言われても、手放しにあなたの手を握れないよ。

          【400文字日記】弱さの依存先

          砂糖と刹那の多幸感-Sugar Toxic- どうしようもない時、あなたは自分の弱さを何に委ねますか…。 人に向けてはいけない感情。 表向きに晒してはいけない情動。 抑え込めない激情を手なずけるもの。 どんな薬よりも私に多幸感をもたらしてくれるもの。 私の幸せの特効薬。それは、砂糖たっぷりのお菓子。 誰にも言えないから、こんな姿を見せられないから、怖がられたくないから どうしようもない時はひとり菓子をむさぼる。 アップビート、ネオンがぎらつくような音楽に身を任せ、菓子に手を

          【400文字日記】弱さの依存先

          2023.6.9日記 私が宇多田ヒカルを好きなわけ。

          朝から卒論執筆。まるで大学最終学年の鏡⁉︎ いやいや、そうじゃなくて。 教授に急かされただけでしょ。 今朝、私が事あるごとに宇多田ヒカルの曲を聞く理由が分かった。 それは、彼女の優しさ、言葉の包容力。 その他大勢の目立たない。だけど皆の気持ちの隅っこに必ずある情動に目を向け、言葉にする優しさ。一人の人として人と真摯に向き合う、考え抜く優しさ。 私の中で確かにうごめいている無名の感情に彼女の言葉が名をつけてくれるような。彼女の言葉を借りて私がそれらに名を与えているような。 人

          2023.6.9日記 私が宇多田ヒカルを好きなわけ。

          2023.4.25日記『時間と自由』ベルクソン著

          今日のこと バイトの後、学校の図書館へ。 愛読家宇多田ヒカル推薦図書の一つである『時間と自由』べルクソン著と、以前から気になっていた『読書について』ショウペンハウエル著を手に取った。 どちらの本も随分と長い間、図書館のお飾りになっていたらしい。誰かに借りられたのは5年前が最後だ。 時の名著も、時代が違えば、置かれた環境が違えばただの印刷物同然なのだと返却期日表を見て少し寂しくなった。 本を開けば活字の海。 ここで私は上手く泳げないことを知りながらも、つい興味本位で字を

          2023.4.25日記『時間と自由』ベルクソン著