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【スペイン留学】#4 ビザ申請ってどんな感じ?

こんにちは!おいしいタパスを求める会のそんです!
だんだん日も伸びて春が近づいてきていますね!といいつつもここ最近のサラマンカはとっても寒いですが…北海道出身の私でも身震いするくらいの寒さです😭

さて、第四弾の今回は、とっても重要なスペインの留学ビザについて取り上げます!どんな書類が申請に必要なのか、当日はどんな流れで進んでいくのかなど、ビザ申請・受け取りに関する情報をお届けします。これからスペイン留学の準備をする方々や実際ビザってどんなもんなの?という興味を持っている方々の参考になればうれしいです!

渡航前の準備の流れについては2つ目の記事ですーさんが解説してくれているのでそちらもぜひご参考にしていただければと思います🤗

今回のラインナップ


そもそもスペインの留学ビザって?


スペインの留学ビザは、スペイン国内に90日以上滞在する学生が取得するビザです。(90日以内の滞在の方は留学ビザを取る必要はありません。)
また、留学ビザにも種類があり、180日以内の滞在は短期留学ビザ、181日以上の滞在は長期留学ビザを取得することになります。

留学ビザの申請に必要な提出書類


2つ目の記事ですーさんが触れてくれていましたが、ビザ申請には以下の提出書類があります。

・ビザ申請書
・証明写真
・パスポート
・留学先の受入証明書
・航空券の予約確認票
・保険加入証明書
・経済能力を証明できる書類
・無犯罪証明書(180日より長期の滞在の場合)
・健康診断書(180日より長期の滞在の場合)

盛りだくさんの内容ですが、ひとつづつ解説していきます!

一緒にスペイン大使館ホームページのURLを掲載しますので、そちらをまず確認していただいてから、この記事も参考にしながら準備していただけたらと思います👍
スペイン大使館ホームページ:領事部サービス(最終閲覧日:2024年2月)https://www.exteriores.gob.es/Embajadas/tokio/ja/ServiciosConsulares/Paginas/inicio.aspx




①ビザ申請書


スペイン大使館のホームページから取得することができます。書類に情報を書き込んで印刷し(パソコンで入力可能です🙋‍♀️)、サインをして持っていきます。
留学ビザの場合は、3ページ目の「28. 学業あるいは研究のためにビザを申請する場合、学校または研究所に関する情報」への書き込みを忘れずにしてください。
⚠️申請書にスペイン国内の住所を書く欄があるのですが、空欄で提出しても大丈夫と大使館の方から伺いました!書類提出時までにお家の契約ができていればもちろん書き込んで提出してOKです🙆‍♀️

②証明写真


パスポートの証明写真と同じサイズ(横35mm×縦45mm)で、最近撮ったものでなければなりません(大使館のサイトでは特に期間は指定されていませんが、1~3か月以内のものがいいんじゃないかなと思います🤔)。また、サングラスや帽子といった顔が隠れてしまうものは取った状態で正面を向き、本人の顔がはっきり確認できる写真を持っていきましょう。「カラー印刷で背景は明るく」と大使館のホームページにあるので白色の背景です。写真は数枚用意し、一枚はビザ申請書の写真の欄に貼り、残りの写真も念のため大使館に持っていきましょう!

③パスポート


ビザ申請に必要なページは自分の本籍や生年月日が載っているページです。コピーも同時に持っていきましょう。パスポートは10年以内に発行されたものでなければ認められません。また、ビザ用の空白のページが2ページ以上というのも条件として明記されています。有効期限については、スペインから日本へ帰国する際に最低でも3か月有効期限が残っている状態だと安心です。
有効期限をしっかり確認し、もしギリギリな(帰ってくる時点で有効期限が3か月を切っている)場合はパスポートを更新してからビザ申請に行くことをおすすめします!

④留学先の受入証明書


留学先の学校から受け取る受入証明書がビザ申請には必須です!私の場合、サラマンカ大学の受入証明書に授業(1学期)開始日と終了(2学期)予定日が書いてあったので、これを参考にビザ申請書を作りました。

⑤航空券の予約確認票


スペインへの入国予定日が掲載されている行きの航空券の予約確認書類を持っていきましょう。コピー必須です!

⑥保険加入証明書


保険に加入していることを証明する書類です。
保険内容が確認できる医療保険の書類を提出しましょう!保険については第三弾の記事でぱるが紹介してくれているのでぜひそちらをご参考に!
⚠️おそらくこの書類が一番不備を指摘されやすいです。サラマンカ大学指定の保険ではなく、自身で加入した医療保険の書類を提出しましょう!


⑦経済能力を証明できる書類


ビザ発行には、スペイン滞在中、十分な滞在費を確保していることを証明する必要があります。大使館ホームページには、最低でもIPREMという指標の100%が保障されていることが必要と書かれています。2024年2月時点でのIPREMは2023年の数値で、600€/月となっています。つまり最低でも600€×滞在予定月数分の収入または蓄えがあることを証明できなければいけません。
(参照:https://www.iprem.com.es/2023.html, 2024年2月)
この経済能力を証明する書類というのは、銀行口座の残高証明書、通帳のコピー、扶養に入っている場合は扶養者の収入証明などです。私の場合、自分名義の銀行口座を持っていたので、ある程度の金額をまとめて預金し、そこから残高証明書(英語と日本語)を銀行で発行し、通帳のコピーと一緒に提出しました。

⚠️残高証明書を提出する場合は、有効期限が短いのでビザ申請に行く直前(2~1週間前)に発行することをおすすめします。留学前の準備などで大きなお金が動くことも考えらえるので、口座の準備は早めに済ませておき、残高証明書は提出日が近づいたときに十分な金額があることを確認して発行、というのがいいんじゃないかなと思います🙆‍♀️

⑧犯罪経歴証明書


スペインの長期留学ビザ(180日より長い滞在の場合のビザ)の発行には、犯罪経歴証明書が必要です。無犯罪証明書と言ったりもします。
ビザ申請日から数えて過去5年間暮らした国(スペイン以外)の犯罪経歴証明書を提出します。犯罪経歴証明書は、警察署で発行されます。この書類は受け取りまでに少し時間がかかるので早めに発行しに行きましょう!お住まいの(自分の住民票がある)地域の警察のホームページで発行に必要な書類を確認することができます。

⚠️犯罪経歴証明書は絶対に未開封で大使館まで持って行ってください!おそらく封筒にも書かれていると思いますがこの書類は開封厳禁です。

⑨健康診断書


この健康診断書もスペインの長期留学ビザに必要な書類です。スペイン大使館のホームページにフォーマットがあります。そちらの紙を印刷して医療機関に持っていき、医師の先生に書いてもらいましょう。

⚠️場合によっては、ビザ申請のための健康診断を受け付けていないというところもあるので、一度受診予定の医療機関に問い合わせてみることをおすすめします。

ここまで、ビザ申請の提出書類について解説しました。
ここで大事なポイント。全ての提出書類は必ず原本のコピーを各1部ずつ以上持っているようにしましょう。
*ただし犯罪経歴証明書は開封厳禁*
書類のコピーは留学先でも必要になります。必ず大使館に提出する前に全てコピーを取っておきましょう。

申請当日の流れ


留学ビザの申請は、在日スペイン大使館で行います。
おそらく、スペインの1学期(9月開始)からの留学に行く方々は5〜6月頃の申請になるんじゃないかなと思います。
この時期、大使館はすごく混むので朝は早めに行って大使館前で待つことをおすすめします!

⚠️大使館の窓口は平日の9:00〜13:00の間しか開いていないので注意です。また、スペインの祝日は窓口が開いていないので大使館のホームページで確認しておきましょう!

1. まず、大使館に入るときは、手荷物検査と簡単なボディチェック(金属探知機のようなゲートを通る)があります。この時、来館目的を聞かれ留学ビザの申請に来た旨を伝えると、用紙と整理番号を渡され、用紙を記入するよう指示されます。

2. 整理番号が呼ばれたら入り口で渡された用紙(記入済みにしておく)と提出書類を持って窓口へ。この時、提出書類はファイルから全て出してあとは窓口に置くだけの状態にしておきましょう。大使館の職員の方はとても忙しいので、提出がもたつくとちょっぴり怖い顔されます(笑)

3. 職員の方に書類を確認してもらい、不備や不足(*)など、問題が何もなければパスポートとその他の書類を職員さんが奥に持っていきます。パスポートを持っていかれても焦らなくて大丈夫!ビザは後日パスポートに貼られて手元に届きます👏

4. 最後にビザの受け取りの日程を伝えられると同時に書類を渡されます。

⚠️このとき渡される書類は受け取りの日までなくさないように大事に保管しておきましょう!受け取りに必要です!

*書類の不備・不足を指摘されたとき:書類に何か問題があると、職員さんからその旨が伝えられます。その場合、いつまでに訂正した書類を提出するよう指示されます。期日までに書類を持ってもう一度大使館に行くか、郵送で訂正した書類を送りましょう。
私も書類の不備を指摘されて手続きをやり直したことがありますが、結構めんどくさいです…。(交通費や郵便代もタダじゃないですしね😢)なるべく二度手間にならないように事前の準備で全てそろえてあるととても楽だと思います!
大使館の位置情報も載せておくのでご活用ください。

ビザ受け取りの流れ

ついにビザ受け取りです!私の場合はビザの受け取りまでにだいたい2か月ほどかかりました🙄意外と時間がかかるのでやはりなるべく早めの申請がいいと思います。受け取りは申請と比べてとても簡単です!
ここまできたらいよいよ渡航が近づいてきている実感が湧いてきますね!

1. 申請の日と同様、大使館に入り、手荷物検査とボディチェックを受けた後、職員さんにビザ受け取りの旨を伝えます。

2. 自分の整理番号を受け取り、その番号で呼び出しがかかったら窓口に行き、パスポートを受け取ります。その際、職員さんからこのビザにはどのような情報が載っているかの説明を受けるのでしっかり聞いておきましょう!

⚠️この時、同時にスペイン入国後一か月以内に警察へ行き、手続きするよう説明を受けます。この警察での手続き(TIE)に関してはまた別の回で詳しくお話ししますね!

おわりに


今回は、ビザ申請に必要な書類とビザの申請当日の流れ、ビザ受け取りの流れについてまとめてみました!

ところどころ手続きが難しかったり、時間がかかったりするところがあるかと思います。早いうちから準備を始めてゆっくりひとつずつ確認しながらそろえていけば怖いことはありません!焦らず落ち着いて準備していきましょう🤗

今後も、まだまだ留学の手続きに関する情報やサラマンカでの学校生活、スペイン・ヨーロッパの旅行記など三人が体験してきたたくさんのことをお伝えしていく予定です!もしよろしければ「おいしいタパスを求める会」をフォローして次回の記事を待っていただけるととっても嬉しいです!
以上、タパス三姉妹の次女、そんでした!Hasta pronto👋

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