記事一覧
夢と『デッドエンドの思い出』と思い出
土曜、悪夢を見て目が覚めた。
夢と呼ぶにはとてもリアルで身体がずっしりと重い。
悪夢といっても何かひどい目にあったりとか、ゾンビが出たりとか、そういう怖いような夢ではなかった。
それは昔付き合っていた人の夢で、その人は夢の中ではまだ若くて、変わらずわたしに優しかった。
赤裸々な近況(射手座満月)
ものすごく自分に集中しているから文章が書けない
自分にぴったりとしてるからことばが離れていかない
正直、これはわたしだけじゃなくてみんなそうで、みんなそういう流れの中に今いるって思いたいくらい怖いというか逃げ道がない感じなのだけど、
星々からの手紙(転送) 13.
時々、夢なのか現実なのか、分からなくなることがある
なにも分からなくなる
と書きながら
雨の音のBGMを消したら
ベランダから雨の音が聞こえている
いつの間に本当の雨が降っていたのだろうか
こんばんは
少し息をつくタイミング
いかがお過ごしですか
月のない夜の
星々からの手紙を転送します
ここ
相当迷って
ここと決めた
足が砂にとられて
ここは沖
髪が随分伸びたのね
と
あなたが言うから
あなたと出会ったのは今が初めてだと
私は言えないでいる
「眠りから覚めたのなら
行きなさい
ここはもう
あなたのいる場所じゃない
どこへでも好きなところへ」
ならば
しおりを挟んだあのページへ
しおりは
沖で拾った白い貝殻
ここは
いつかのあなたの遠い呼び声
約束
ほどなくして空は晴れて
雨は記憶をなくした
あなたとわたしは
今
同じ瞬間に瞬きをしたから
永遠に
もう見つめあうことは出来ないだろう
雲間からひかり
かなたの
あなたは何を見るだろう
あなたの閉じた瞼の裏の
はるか何万光年も先にたたずむ
冷えた私の瞼の裏に
あなたは一体
何を見ただろ
朝食
出来上がったばかりの街に
夜毎雨が降る
しんしんとつたう
手のひらに花びらを満たして
思い出ごと引きちぎって捨てる
排水溝が夢を吸って膨らむ
想像だにしなかった
希望と絶望の朝食が
朝靄の中で
多分それは(それだけが)真実となって
そっと静かに光っている