NICOICHI

社内起業家としていくつかの事業を立ち上げました。現在も新規事業立ち上げの傍ら、社内外向…

NICOICHI

社内起業家としていくつかの事業を立ち上げました。現在も新規事業立ち上げの傍ら、社内外向けに講師も務めています。 仕事上必要だったのでFP技能士・宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・python認定・実務法務など取りました。 守秘義務に触れないよう気をつけます。

マガジン

  • 負動産AREKORE

    不定期更新です。職務上知り得た秘密は話せませんが、職務上知り得た知識で負動産の可能性を全力で探ります! 法の盲点をついてくる技術の進化や斜め上の環境配慮など、新たな可能性を感じさせる人間の貪欲さに焦点を当て楽しく解説します。

  • 閑話休題 It's Niceday Today

    気になった出来事を業界的な観点交えてまとめています。

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どんな仕事でも必要なこと

 毎日の仕事というものは大変だけれども、自分で何かしらの心得を見つけておけば乗り越えられる。  というわけで社内起業家として事業立上げやらを経験してきた自分の仕事に対する3か条を書いておこうと思います。 1.腹落ちするまで突き詰める  なんとなくわかったような気がするぞ?  なんて認識で物事を進めていると、ある日突然高い壁にぶつかります。 それは上司の「どういう意味だ?」という質問だったり、 取引先の「もうちょっと詳しく教えてもらえますか」という質問の形でやってきます。

    • 100円だけで1兆円。デフレ兆児の快進撃。

       100円ショップは日本の小売業界において独特な位置を占めています。これらの店舗は、一般的にはすべての商品を100円で提供することで知られており、幅広い商品を取り扱っています。その魅力は、手頃な価格で日常生活に必要なアイテムや趣味のアイテムを提供することにあります。まぁ、最近ではダイソーなんかだと100円以外の価格帯のものが散見されていますがそれも時代かなと思います。  帝国データバンクが15日発表した「100円ショップ」業界調査によると、2023年度の市場規模は1兆200

      • インバウンドバブルの影で ~沈みゆく地方百貨店~

         三越伊勢丹ホールディングスが14日に発表した2024年度決算によると、同社のインバウンド売上高(国内百貨店計)が過去最高の1088億円となりました。  コロナ前のピークだった2018年度に比べ45%増と大きく伸びている計算ですから昨今の円安の影響も大きいと思われます。  同日行われた決算会見で細谷社長は「中国本土からの訪日顧客がコロナ前を割り込んでいるが、その他のアジア地域からの訪日客の売り上げが拡大している。2024年度の国内百貨店計では、インバウンド売上高1563億

        • 「新NISA」も詐欺だった?  騙し騙され投資トラップ

           コロナ禍以降、買い物も振り込みもオンライン決済が定着してきました。警戒感が薄れた私たちにつけ込んでくるのが、ネット上で悪事を働く詐欺師たちです。 医師や教師、ごく普通の主婦までもが数万円から数億円にのぼる被害に遭っています。  今、急増しているのが「新NISA」の広告詐欺です。 「まさか自分がだまされているわけがない」  そう思わせる巧妙な手口で、被害額もうなぎ上りです。やつらは巧妙な手口や有名人を使って忍び寄ってきます。  SNSを利用した詐欺事件では「国際ロマン

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        どんな仕事でも必要なこと

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        • 負動産AREKORE
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        • 閑話休題 It's Niceday Today
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          キャンプブームと沈むアウトドア業界

           コロナ禍で起こったキャンプブーム。なかでも密を避けながら非日常を楽しめるという理由からソロキャンプの人気が高まり、テントや寝袋をはじめとするキャンプグッズがバカ売れ。キャンプ用品を販売するメーカーの売上はグッと上がりました。  ところが、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、旅行やイベントに対する制限が解除されるとブームが下火となり、リサイクルショップやフリマアプリにキャンプ用品を売る人が増えました。  それに呼応するかのようにキャンプ用品を販売する大手メーカー

          キャンプブームと沈むアウトドア業界

          世の中に蔓延するアレルギー

           花粉症の患者にとっては憂鬱な季節がようやく過ぎ去りましたが、アレルギー反応というのは、くしゃみ、鼻水が止まらない、目がかゆいという3重苦に襲われ、中には睡眠不足という向きも少なくありません。  ところが、花粉症のようで花粉症ではない、アレルギーが現れて花粉の季節が終っても安心はできないようです。  それは俗に言う「寒暖差アレルギー」が蔓延するようになったというのです。  寒暖差アレルギーという言葉は造語であり、本当のアレルギーではありません。  5〜6年ほど前から使

          世の中に蔓延するアレルギー

          データが消える!論理と物理のマジカルバトル

           付き合いのあるSIerさんとシステムの保守作業の話をしていた中で「論理削除」と「物理削除」の話題が出ました。昔は自分もよくわからなかったなぁ、と思ったので、知らない方むけに自分なりにかみ砕いた例え話をしてみたいと思います。 マジカルストーリー  ある時、手品師のAさんとBさんがいました。 今回、彼らは「登録されたデータを消す」という2つのマジックを披露してくれるようです。    観客が期待に胸を膨らませて見守るなか、手品ショーが始まりました。 『まずはAさんの手品で

          データが消える!論理と物理のマジカルバトル

          シングルモルト大麦麦芽の誘惑

           サントリーウイスキー山崎。 日本を代表するウイスキーの一つである、サントリーの山崎。現在は、その人気により、品薄や終売が相次いでいます。最近ちらちらと抽選販売を見かけるので、今日はそんなウイスキーについてアレコレを。  山崎とは、サントリーが2年の歳月をかけて生み出したシングルモルトウイスキーです。1984年の販売以来、30年以上経った現在もジャパニーズウイスキーの代表として世界中から愛されています。1つの蒸溜所で造られる多種多様なモルト原酒をヴァッティング。華やかで芳醇

          シングルモルト大麦麦芽の誘惑

          オレンジジュースの終焉 ー失われた果樹園ー

           現在、世界的にオレンジの不作が続いているようで今やオレンジジュースは高級品になってるようです。なぜそのような事態になっているのか。少し紐解いてみたいと思います。  そもそものきっかけは一大産地の輸入1位ブラジルで大雨の為に大不作で価格も高騰。2位のメキシコでも高温で大不作、3位のアメリカではハリケーンでとどの国も不作のようです。  財務省の貿易統計によると、3月の輸入オレンジ果汁の価格は昨年同月比69%上昇した1リットル620円で、この5年で2倍になっています。円安の影

          オレンジジュースの終焉 ー失われた果樹園ー

          急増する需要と消えゆくロバたち 〜アフリカと中国における阿膠産業の影響〜

           ロバ・・ドンキーは、日本ではあまり見かけなくなった動物だと思います。しかし、昭和の昔は『ロバのパン屋』といってロバの馬車にパンを載せて、移動販売していたらしく、ロバのパン屋という童謡も出来ました。  つまり、日本でもかつては割と身近にいたロバですが、動物園で見る限り、大人しくてかわいい動物だと思います。  そんなロバ、英語ではassとかdonkeyと呼びますが、辞書によると前者は野生のロバを意味し、後者はその家畜化したものを指すのだといいます。  雄のロバはその身体に

          急増する需要と消えゆくロバたち 〜アフリカと中国における阿膠産業の影響〜

          技術の波に乗るためのAI戦略:組織が進化するための新たな道

           現代のビジネス環境では、生成AI(人工知能)技術が組織の未来を左右する鍵となっています。この技術革新の波に乗り、成功を収めるためには、組織がどのようにAIを活用するかが重要な要素なのだと思います。  AIに関わる端くれとして、今回は組織がAIという、技術の波に乗るための戦略について考察してみたいと思います。 重要なのは何ができて、何ができないのかを知ること  組織がAIを活用する上で重要なのことは、言わずがもな、人材の育成と教育です。  AIの専門知識や技術スキルを

          技術の波に乗るためのAI戦略:組織が進化するための新たな道

          商業用不動産をめぐるリスク

           不動産リスクは、さまざまな要因に起因する可能性があり、経済全体や金融市場、ビジネス環境に影響を与える可能性があります。  インバウンドで沸く日本でもホテル業界、タワマン業界での投資熱は留まることを知りません。  そんな世の中、現在の米国でも危ぶまれている商業用不動産に関連する主なリスクを考えてみたいと思います。 1. 経済環境の悪化のリスク  経済の景気後退や成長の停滞は、商業用不動産の需要に影響を与えます。経済が低迷すると、オフィス、商業施設、工業用地などへの投資

          商業用不動産をめぐるリスク

          絶望のタワマンバブル ~庶民もスパゼネもてんやわんや~ 営業赤字575億円の清水建設悲哀と動向

          今年もあります。クソ物件オブザイヤー! 日々の真面目な話は置いといて!  相も変わらず日々金と欲望渦巻く不動産業界、今宵またまた皆大好きタワマンのやらかしが起こっているので、野次馬視点でお送りさせていただきます。 いや、ほんと皆タワマン好きだよね。(うきうき!) 事件が起こった! ザ・倒壊タワー アカン&スカスカ(コンクリ的に) とまぁ伏せることもないんですが、記憶にも新しい麻布台ヒルズの悲哀から半年も経たず、今年の4月に別のスーパーゼネラルコンダクターさんのやらかしが

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          好奇心はAIを殺す?意思の力と可能性 

          AI技術は基幹技術である  AI技術の進化が急速に進んでいます。AIはもはや単なるプログラムやアルゴリズムではなく、自分たちの生活、仕事、産業全体に影響を与える存在となりました。AIの進化は蒸気や電気と同じような基幹技術の発展なのです。  しかし、AIの学習と進化において、我々人間はどう向き合うべきなのか。  今日はこの問いに対する答えを探るために、AIの本質とその学習の特徴に目を向けたいと思います。 AIとは何かという哲学的な問い  まず、AIの特性について考えて

          好奇心はAIを殺す?意思の力と可能性 

          米国経済の見通し

           円高円安に振り回されている最近ですが、大統領選挙も控えた米国の見通しについてAREKOREを。  2023年の米国経済は、多くの予測を上回る成長を示し、リセッション(景気後退)の予測を覆しました。予想以上の経済成長は、家計の健全な状況と、金利の引き上げが効きにくい環境という2つの主要な要因に支えられたと考えられています。 つまり2023年の米国経済の成長要因は 家計の強さ: コロナ禍で消費されずに蓄積された余剰貯蓄が、高インフレに対するバッファーとして機能しました。さ

          米国経済の見通し

          信頼される人になる。他者とのコミュニケーションにおける柔軟性の重要性

           仕事での成功や出世には、自己表現や自己主張だけでなく、他者との円滑なコミュニケーション能力が不可欠です。  知識として知ってはいても、ではどうするべきなのか。という点について、最近仕事で知り合った大学の教授から興味深い話を聞きました。  「自分の考えを持つだけの人は二流であり、一流は自分の考えを柔軟に相手に伝えることができる人だ」  つまり一流の人とは、自分の考えを持ちながらも、相手の立場や価値観を理解し、その上で自分の考えを魅力的に伝えることができる人のことを指しま

          信頼される人になる。他者とのコミュニケーションにおける柔軟性の重要性