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2023年4月の旧吉野川【ミドストに魅入られる】

 2023年の旧吉野川を振り返るシリーズ。今回は4月編です。
 3月末にクランクベイトでグッドサイズを仕留めた流れを受けて、4月もハードベイトの釣りで押していきます。4月5日は曇天の中、Dαスピナーベイトとプロップペッパーで連発。

下流のリップラップで釣った42センチ
ブレイクの絡むスポットでトップに出ました

 ここぞというスポットにハードベイトを撃ち込むと、ガツンとバスが応えてくれる。これぞバスフィッシングという展開に痺れました。さらにプリスポーンの定番ルアーであるジャークベイトでもバスをゲット。

4/7にHUミノー111SPで

 たまらんばいミノーこと、HUミノー111を今年は多用しました。サスペンドモデルもいいのですが、フローティングモデルが個人的にはお気に入りです。2ジャークからの浮上アクションで60センチを超えるいい魚を何本も釣らせてもらいました……ってシーバスですが。旧吉最強シーバスルアーだと思います、たまらんばいミノー。

 4月半ばからはスポーニングベッド絡みの魚も増えてきます。あちこちでベッドを守るバスを見かけるようになります。
 そんな中で、ある気付きを得ます。

ミドストでキャッチ

 「べッド絡みの魚は、小さくて細くてフラッシングする物に対して、めちゃくちゃ殺意を抱く」

 これが旧吉野川特有の現象なのか、それとも普遍的なものなのかは分かりません。ただ、ラストエース75のノーシンカーやハドルファットフライエラストマーのミドストに、神経質そうなバスが次々に反応してきました。

有名スポーニングエリアで48センチ

 ミドストはあまり得意ではないのですが、バスの反応があまりにも良すぎるのでやらざるを得ません。4月最後の大潮の日、某有名スポーニングエリアは"水族館"みたいなことになっていました。悠々とデカバスがクルーズしているのですが、大半のルアーを無視します。反応があるのはビッグベイト(初見だけ)かミドストのみ。そんな中で、ある一定の場所を行ったり来たりするバスを発見しました。ハドルファットフライエラストマーのミドストを通すと興味を示しますが、口を使うには至らず。そこで、バスの視線を横切るようにミドストで護岸際まで泳がせて、そのまま護岸にこすりつけるようにシェイクしてみました。ブラインドになる位置だったのですが、バスが見ていると信じてシェイクを続けていると、グーッと重くなり……ファイトの末、48センチをキャッチできました。

 4月はミドストの威力をまざまざと見せつけられました。正直、自分好みの釣りではないし、ベッド絡みの魚を釣ってしまうことへの心理的抵抗もあるので、来年以降この釣りをやるのかは分かりません。ただ、本当によく釣れる釣りだということが肌身に沁みました。ミドスト恐るべし!

 ……という具合に、4月時点では「小さくて細くてキラキラしたものを投げてればベッド絡みの魚、全部釣れるんじゃね」ぐらいの勢いでミドストにどっぷりだったのですが、スポーニングの釣りとはそんなに単純なものではないということが分かるのが翌月になります。大混乱(?)の5月編に続きます。


 4月の釣果:11匹(最大48センチ)
 主なヒットルアー:DαスピナーベイトDI、プロップペッパー、ハドルファットフライエラストマー


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