TAN

会社員。KAKU IS FUN。

TAN

会社員。KAKU IS FUN。

マガジン

  • 挑戦翻訳

    気になって翻訳した海外コンテンツなど

  • 日記

    ただの日記

最近の記事

ソウル旅行記(一日目)

先日完成したzineを韓国の書店に置いてもらえることになった。ソウルの友人についての本なので、現地の人にアクセスしやすい場所で取り扱ってもらえることがとても嬉しい。せっかくなので本屋さんに直接渡したくて4泊5日でソウルに行くことを決めた。通勤ラッシュの電車に乗り込み、成田に向かう。空港でスーツケースの重さを測ると規定の重量を超えていた、超過料金を払うのが悔しくて必死で中身を手荷物に詰め込んだ。自分用に3冊も本を入れてきたことを後悔する、どうして旅行中に読みきれない数の本を持っ

    • ガリガリくんという初心

      友人が引っ越したので新居に呼んでもらうことに。直前まで用事があったので他の人よりも遅れてお邪魔をした。到着する前に必要なものあるかメッセージをしてみる「バニラ以外のアイスを買ってきてほしい〜」とのリクエスト。こんなとき何も聞かずに気の利いたものを選べるといいのだけど、俺には手土産を含めプレゼント選びのセンスがない、恋人にも友人にも誕生日に欲しいものを先に聞いておくタイプ。スッキリ系を欲していると推理してフルーツ味を求めてコンビニへ。もうそこそこ暑い日が続いているのにコッテリ系

      • 今週の自分を支えてくれたもの(5.18~5.24)

        無事に金曜日を迎えることができた。ここ数日は今年のハイライトになりそうな出来事がたくさん起きた、またどこかで書けるといいな。そんな今週の自分を支えてくれたもの。ひとつめ、韓国行きのチケット。来週ソウルに行くことを決めた。今回のzine制作に協力してくれた人たちに完成した本を渡すこと、現地で販売してくれる書店を周り納品と挨拶をするのが目的。いつもの場所から距離をとることで、この近視的な思考も開けるといい。 ふたつめ、踊るおじさんたち。実家に帰る途中に商店街を通りかかった、週末

        • 解釈という時に傲慢な行為

          『夜明けのすべて』を観てから映画づいている。三宅唱さんと並んで語られることの多い濱口竜介さんのことが気になって『悪は存在しない』を観に行った。疲れていたので途中で寝ないか心配だったけど、眠らずに最後までみた。こんな映画観たことなかったな!画面に映るのは豊かな自然や綺麗な景色なのに、終始不穏な空気が漂っているのが不気味。登場人物の心情が見えないシーンがあってそこにも怖さを感じる。わからない、は人間にとって恐怖なのかも。難解なラストシーンを理解したいと思って頭を捻ってみる。あの人

        ソウル旅行記(一日目)

        マガジン

        • 日記
          8本
        • 挑戦翻訳
          3本

        記事

          カツ丼カレーという悪ふざけ

          ストレスや疲労で負荷がかかると過食に走る。身体に悪そうなものをしこたま食べたい欲が湧き上がる、あとすごく辛いもの。大食いYouTuberの動画を観てその欲を満たすこともあるが、今日は胃に何か流しこまないと満足できない気がした。最近は仕事で専門外のことを頭を悩ませながら乗り越える局面が多くて疲れていた、法律のことはお手上げなんだ。こんなとき、いつもは韓国の激辛汁なし麺のプルダックポックンミョンや、チーズバーガーをおかずにビッグマックを食べたりする。今日はたまたま近くに富士そばが

          カツ丼カレーという悪ふざけ

          水中の親近感という幻想

          暑さと雨で散歩が楽しめなくなり、市民プールに通いはじめた。プールや銭湯に行くと人の体形が多様なことを思い出す。肩幅の広さや腕の長さ、腰回りの厚み。他人の体を見る機会、俺の場合はグラビアやポルノが多いのだけど、そこに映っていない体を見ると安心する。人間は洋服を着ていると誤魔化されてるけど水着姿や裸だと(ちゃんと動物だ)ってなるのがなんかいいと思う。そんなことを考えながら平泳ぎですすむ。自由遊泳のレーンに自分より早く進む平泳ぎの男がいたので観察をしてみる。俺と同じような年齢と体型

          水中の親近感という幻想

          スリランカと焼肉というミラクルな組み合わせ

          先日、渋谷で肉を焼いた。金曜日の渋谷でまともな焼肉にありつくのは難しいけど、そんなときにも頼れる店がある。円山町にあるスリランカ人のオーナーが営む焼肉屋。店舗がふたつあり店内も広いので予約なしでも入れることも多い。一般的な焼肉メニューに加えて、スパイスに漬け込んだ肉やカレーが用意されているところが愛おしい。店員のスリランカの方もナイス。ごはんを食べた友人は国立民族学博物館から帰ってきた直後で水俣病や日本の祭りについての展示を観たらしい。「メンドン」という鹿児島の祭りで使われる

          スリランカと焼肉というミラクルな組み合わせ

          今週の自分を支えてくれたもの(5.11~5.17)

          無事に金曜日を迎えた。時間の経過と体調の回復が比例しないのがもどかしい、ここ数日は体調の悪い日もおおかった。そんな今週の自分を支えてくれたくれたもの。ひとつめ、蚊取り線香。気分の切り替えには香りが効くのでまだ蚊に遭遇していないけど導入した、モクモクと漂う夏の匂いに包まれると幸せな気持ちになる。本牧市民プール、YCAC盆踊り、野毛図書館、成田のばあちゃん家、そこにいた小学五年生の自分を思い出す。 ふたつめ、制作作業。コツコツ作っていたzineが完成間近だ、一緒に作っている友人

          今週の自分を支えてくれたもの(5.11~5.17)

          今週の自分を支えてくれたもの(5.4~5.10)

          無事に金曜日を迎えた。今週は通院して薬の成分量があがった、これで最大量。抜群に効きますように!そんな今週の自分を支えてくれたもの。ひとつめ、セブンイレブンのチョコ生サンド。美味しいとの噂を聞いて購入。生チョコサンドにしたくなるところを、チョコ生サンドにするところがカッコいい。要は高級なチョコパイだけど、冷たくてたっぷり生クリームのチョコパイは190円の価値がある。 ふたつめ、近所の映画館。家の近くの小さな映画館に『夜明けのすべて』を観に行った。スクリーンはひとつで席も50し

          今週の自分を支えてくれたもの(5.4~5.10)

          SNSという遅効性の毒

          Instagramに投稿をしてしまった。いまSNSを開くと自分のキャパを超えた情報に気が滅入るので控えていた。でも昨日は大丈夫な気がして、印象に残った出来事の写真を数枚アップした。大失敗!通知がくるとアプリを開いてしまう、そこには悲しい現実の話、誰かの頑張りの報告、普段は適切に距離を取れることに心が乱されてしまった。SNSは人を焦らせるね、常にアクションを求められている気になる。何か新しいことを、何か素晴らしいことを、そう解釈しているのは自分なのだけど。朝起きても憂鬱はつづき

          SNSという遅効性の毒

          連休明けの映画という贅沢

          連休明けは毎回「どんな感じで仕事してたっけ」と自分の振る舞いを思い出すことからはじまる。今日はそんなことを考えてたら半日が過ぎていた。帰り道、近所の映画館で『夜明けのすべて』をみる。月経前症候群とパニック障害、それぞれの困難を抱えたふたりと周囲のひとを描いた作品。自分の心と身体を思い通りにできない二人だが、相手には手を差し伸べることができるかもしれない、そんなふうに考えて互いを助け合う。文字にすると陳腐なお涙頂戴話だけど、そうはならないところに凄みを感じた。フィルムの綺麗な映

          連休明けの映画という贅沢

          詩という新しい言葉

          一年前から詩を書きはじめた。詩なんてポエムみたいなもの書いて恥ずかしくないのか、と心の中にいる誰かの声が聞こえるが、そんなことはどうでもいいのだ。ものを書く目的はさまざまだけど、近頃の僕は人に納得してもらうための書き物が多かった。だけど今は他人に呼びかけるよりも自分に言い聞かせることが必要で、そのための新しい言葉が詩なのかもしれない。誰にも邪魔されない場所で、自分だけに聞こえる声で。

          詩という新しい言葉

          時間というせめてもの味方

          やっぱり体調が悪い。気分が沈んでいるとき、まるで水の中で生活しているみたいだなと思う。息ができずに苦しくて水面に上がることしか考えられない。耐えきれずに問題を解決したくて無茶なことをする、たいていは狭い視野で性急に決めたことなので解決にはならない。年明けからは毎日がそんな状態だった。だけど最近は少しずつ忍耐強くなってきた気もする。悲しみの原因が消えなくても、それが大したことではないと思える日もある、日々の記録からそう確信できるようになった。この日記と体調のログをつけ始めたとき

          時間というせめてもの味方

          ドトールという都会のオアシス

          今日は朝から胸がバグバグして不安が強く出ていた。昨日と今日で状況に変化はないのに体調が落ち込むのは不思議だなと思う。こういうものなのだろうか。夕方はトークイベントを聞きに行ったが昼の暑さで消耗していて途中で退出してしまった。台湾で同性婚が成立した前後の社会運動の歩みについて、現地のシーンにいた三人が語るイベント。当時の市民や活動団体がどんな議論を重ねてきたかを共有してもらえる貴重な機会だった。話を聞いて台湾では同じ政治思想の派閥の中でも建設的な議論が起こっていたことを知る。例

          ドトールという都会のオアシス

          今週の自分を支えてくれたもの(4.27~5.3)

          今週も無事に金曜日を迎えた。ゴールデンウィークなので仕事は控えめだったが、zineの作業やイベントの準備で忙しく過ごしていた。楽しくやっていることだけど休むことを忘れないようにしよう、疲れが残っている気がする。そんな今週の自分を支えてくれたもの。ひとつめ、早稲田大学の学食。用事があり早稲田に来たので昼飯を学食で食べた。平日なので学生がたくさんいた、ダンスの練習や授業の準備、友達と愉快に話している若者を見ると元気がでる。無限の可能性の中から未来を模索するひとの眩しさ。キャンパス

          今週の自分を支えてくれたもの(4.27~5.3)

          新丸子という神奈川と東京の境目

          新丸子に行く機会があった。新丸子は一人暮らしを始めた場所で、20代のときに五年間住んでいた。神奈川出身の自分には限りなく東京に近いけどギリギリ県内という立地が魅力的だったのだ。いきなり都内に進出するのは心細かったのかもしれない。住みはじめると気取らない商店街とそばに流れる多摩川が心地よくて、気が付くと二回もアパートの更新をした。家の目の前に漫画のレンタルができるTSUTAYAがあり、そこで漫画を大人借りして読破するのが好きだった。懐かしい。久しぶりに上陸した新丸子は街並みは変

          新丸子という神奈川と東京の境目