ぱらり

読書会に行ってきました。

ピンポーン。
卓球じゃない方のやつです。

「こんにちは!」

つちや温水プールさんが企画している読書会に行ってきました。

金曜日の夜、自由に本の感想や思ったことをお話しする場所。
エーリッヒフロムの「愛するということ」がテーマでした。


きっかけも「愛」つながり。

大好きな非常勤の先生と偶然一緒に帰った時に勧められて観に行った舞台。
五反田団の「愛に関するいくつかの断片」

そこで、つちやさんに話しかけてもらって今日に至るというわけです。


怖い場所だったらどうしようと、怯えながら改札をくぐり抜けたけど、とても温かい空間。

初めて会った人と、ラムネを片手に愛を語ります。

自分にも相手の心にも深く潜る時間。
消費されすぎる日常の中で、じっくり考えて言葉を発する。
言葉の狂気的な部分に怯えながら、誰かの受け売りにもならぬように。
それでも心からの「伝えたい」という心も持ち寄って。

「英語で読むと、固定観念が歪むから、別の捉え方ができるよ」

「缶ビールを10缶配ったんだよ。知らない人にね」

「ロケットに乗ってる人もいたら、徒歩の人もいるんだよ」

知らない人とお話しする時間を、こんなに自分が求めてたなんて。

自分の好きな空間づくりをもっとやっていきたいなぁ。
そんな大袈裟なことじゃなくて、今晩、夜ご飯食べに来て!!くらいの感覚で。
来てくれる人のために、台所のタオルを洗い立てのものに取り替えるとか、そういうおもてなしをしたいなぁ。

そういうことが、今やっている舞台創作にも、きっと活きていくんだよね。
どうしたらお客さんの心を掴めるかなとか、そういうことに敏感になれるはず。

生活と学びと楽しみが全部、なめらかに流転して、擦りむいたりしても、涙が止まらなくなっても、この時のこれがあって!とか、あの時のあれのために!って、向かうべき矢印になってくれたらいいなぁ。


それに気づける時間が、私にとって人とおしゃべりしている時間なんだ。

消費したり、されたり、自分勝手な私たちですが。それでも、１度でも、立ち止まって、心の豊かさを失わないようにしよう。

いつか知らない人のほっぺたに、キスしてる私がいたらいいなぁ。そんな日が、来ますように。

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