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自由が踊り出せば

真夜中、自転車を漕ぐ。
車の運転の練習をしている。

2005年。
あんなに擦りむいた私が、時間を忘れて夜を乗りこなす。
いま、もうひとつ大きな怪物を操縦しようとしている。


楽しみにしていたトークイベント。
チケット買ってたのに、行くの忘れた。


あーあ。
頭をかち割られた。
電車も乗り過ごすし、飲み会にいる自分は好きじゃないな。

ちゃんと意思を表明するんだ!
嫌なやつに、いい顔しかできないの何でなの。オブラートに包んだら、食べられて終わっちゃった。


もう、全部を大切にしない。
抱えられるものも、抱えていたいものも、考えなくても分かるから。

もう少し遠回りして帰ろう。

あなたのための助手席を願いながら、不安定な操縦をつづける。




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