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おれは適応障害

昨日書いた通りおれは適応障害なんだけど、適応障害って結構人によって症状違うらしいのよね。

一番多いのは、うつ的な症状で、眠れないとか、気分が憂鬱だとか、そういうのらしいんだけど、
おれはそうでなくて、アホほど寝られるしメシも食えている。
憂鬱なことも多いけど、それは適応障害によって起こるものではなく、どちらかというと二次的なものだ。

おれの一番の問題は、「声」。
叫ぶんだよ。わかるかい。
自分の中でストレスを感じると、それを起因に自分の意思とは関係なく、絶叫するんだ。

「自分の中でストレスを感じる」というのが厄介な話で、目の前で起こっている事象に限らず、自分の記憶の呼び戻しも含む。
思い出し笑いならぬ、思い出しストレス。

例えばさ、みんな誰でも黒歴史ってあるだろ。中二病的な。
多くの人はああいうの思い出すと「ああ若かったなァ…」と遠い目しながら軽い絶望にふけると思うんだけど、
おれはあれでマジの絶望を受けるわけだ。
軽度なものでも体がストレスについてこられない。

おれの体は、ストレスを感じて、そのストレスから緊急回避しようとして、
どうやら「叫ぶ」という選択を取っているようなのですよ。
カラオケとかで大きい声出すと気持ちよくなるじゃん?
あのストレス解消法を、俺の意思とは関係なく、体が勝手にとり始める様子なわけである。

なまじ野球部あがりで大きい声が出せる故、無意識でもまあまあそれは大きな声が出るわけだ。
ストレスを感じれば、朝でも晩でも、深夜でも早朝でも。

そういう生活をしばらく続けていると、こういう手紙が家のポストに入るようになる。

この手紙、心療内科の先生に見せたら、薬増えたよ。
まあそらそうですわな。

今の賃貸の家、住めなくなるかもしれないと言って実家に連絡したら、すげー心配されている。
まあそらそうですわな。

支援機関の人にも、過剰なくらいに心配されてる。
叫ぶ人、障害者枠でも就職できないってさ。
オフィスに叫びまくる奴いたらたまんねえわな。そらそうですわな。

でも、ストレス感じなければ結構普通に生活できるし、せいぜい叫びすぎで多少のどが痛くなる程度の話なので、
たぶん、寝られてないとか、抑うつが激しいとか、いわゆるうつとか適応障害の症状の人の方が、よっぽどつらいと思う。

あと、おれ、結構薬効いてるしね。
薬増えてから"声の大きさ"がだいぶ減った。
("叫ぶ回数"は減っていない。ここがまたミソなのである。)

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